たまに感動するくらい、欲しいものに出会う瞬間があります。
そのものから何かのオーラを感じ、ブワッと手汗が滲み出る。そういうものを買った時の気分の盛り上がりは異常で、どうにも形容しようがありません。
一年を通して多くのものを買ってきている僕ですが、そこまでのものに出会えるのは一年に一回、二回あればいいほうかと思います。
その数少ない機会に先日、出会うことができました。
FABRIKの一枚革バックパック
買ったのはFABRIKというメーカーのバックパック。この見た目・形に惚れて即購入を決意しました。
↓買った時に動画も撮ったので是非見ていってください。
様々な形や機能を持ったバッグが世に存在する中、このバックパックは見た目も機能も超シンプル。
たった一枚の革から2つのコンパートメントを作り出したのみ。余計な機能を削ぎ落としきったこのバックパックに恐ろしく惹かれました。
本来は受注生産のみのバックパックとなっているので注文してから1~2ヶ月程度は待つ必要があるのですが、たまたまアトリエを訪れたときに一つ在庫があり、その場で手に入れることができました。
特別な機能などはないものの、使いやすさは必要十分。バッグ本体の重さは830gで他メーカーのバックパックよりも相当軽く作られているのも嬉しいポイントです。
背負ってみると妙に背中にピタッと張り付く。この背負い心地の良さが僕の気分を上げてくれます。
もっとも革らしいヌメ革を使用
黒一色の外観にも惚れ惚れします。
革は国産植物のタンニンで鞣した牛革を使用。つまるところのヌメ革というやつです。
ヌメ革というと肌色系の色がオーソドックスなイメージではありますが、このマットブラックな質感も良い。どんな服でも相性の良さそうなブラックの表情が心にグッと来てしまいました。
今はまだマットで硬い革ですが、育てればどんな輝きを持つのでしょうか…今から楽しみで仕方ない。
一枚革を使用しているということで、縫い目は一つもありません。美しい。
負担のかかる角の部分などには革を重ね、強度的にも問題なく仕上げているということです。よく考えれば、革製品で縫い目の部分から壊れてきますもんね。
ショルダーストラップの長さは5段階で調節が可能。僕は比較的肩周りが大きい方なので、一番長いところで留めています。
かなり短くもなるので小柄な女性でもピタッと背負うことができそうです。
カラーバリエーションは2種類
今回はブラックのものを購入しましたが、カラーバリエーションとしてはもう一種類。肌色系のものもあります。
こちらはエイジングによって艶が出て色が少し濃くなるようです。
僕の持っている服との相性を考えて黒にしましたが、このカラーも気になる。育て甲斐がありそうですね。
見た目以上に容量の大きいコンパートメント
ネットでこのバックパックを見たときは
「容量が小さそう」
という印象がありましたが、全然そんなことはありませんでした。むしろ余計なポケットなどがない分、想像以上に物を入れ込むことができます。
本日入っている物を全て出すとこんな感じ。カメラやタブレット(タブレットだけは薄いコンパートメントに入れたけど)もバッチリと詰め込めます。
前述したとおり、ここまで入れても強度的には問題ありません。ただ、常にものを入れていると形が崩れてしまいそうになるので悩みどころではあります。革らしい、嬉しい悩み。
あまりバンバンと雑に詰め込みすぎるとどこになにがあるかわからなくなってしまうので、ポーチなどのオーガナイザー類はあるといいかもしれません。
また、衝撃吸収材などはないので大事な物にはしっかりとケースに入れておくことをおすすめします。
僕のカメラもHAKUBAのケースに入れてからカバンに詰め込むようにしています。
薄い方のコンパートメントにはノートPCなどを
背中側には薄い方のコンパートメントがひっそりと仕込まれています。
ここには書類や薄い本、PCなどを詰めこむことができます。サイズとしては13インチ MacBook Proがピタリと収まるくらい。
15インチのものはちょっと大きくて厳しいんじゃないかなと思うくらいのサイズでしょうか。
こちらも衝撃吸収材などはないので、PCなどを入れる際にはケースを着用してから入れるのがおすすめです。
最近お気に入りのケースを手に入れたので、僕のiPad Proはそのケースに入れてからバッグに入れています。
別売りで目隠しフラップも
大きい方のコンパートメントの入り口には2段階で調節できる留め具が付いています。小さい物を入れるときにはグッと口が閉まりますが、大きい荷物を入れるときには少し口が空いているような様子になります。
すると中身が外の人から見えてしまう状態に。
ただ、あまり荷物を詰め込みすぎると中身が見えてしまう。
ということで別売りで目隠し用のフラップが発売されています。
こちらはサイドからパチリと取りつければすぐに使用可能。
このように、内側に織り込んで中身を見えなくすることができます。
こちらは別売りではありますが、アトリエでの販売限定でサービスをしているとのことでいただいちゃいました。実際店舗に見に行って得した気分です。笑
持っていて気分が良くなるバックパック
久々に感動できるくらい素晴らしいバックパックに出会えて、感無量。見た目はもちろんのこと、容量も想像以上でこれからも毎日使えそうです。
本当に欲しくて買った物って、持っているだけで自分の気分を上げてくれます。持っているだけで気分が良くなるなんて最高じゃないでしょうか。
少しずつ艶やシワが出てくるのが、今は楽しみで仕方ないです。
↓動画もぜひ見ていってください…!
関連:大容量でお気に入りのバックパックをもう一つ
FABRIKのバックパックを使うまでは、ずーっとこのIncaseのバックパックを使っていました。背負った感じも、容量的にも満足できるバックパック。
こちらも参考になると嬉しいです。