本日も”Webledge“をご覧いただきありがとうございます。管理人のけーすけ(@webledge_blog)です。
マジで最高なマクロレンズ。そう言えばこいつをレビューしていませんでした。僕が持っている一眼レフのレンズはSigmaのF2.8通しレンズ、40mm F2.8の単焦点レンズに加えてこのマクロレンズを使っています。
発売日は2009年の10月。前回のモデルであるEF100mm F2.8マクロUSMから大きく進化して、手ぶれ補正が付いてUDレンズもついて、最高モデルの赤ラインが入った「Lレンズ」として発表されました。
これは本当に良かったレンズ。レビューをしていなかったので、ここで詳しくレビューしていきたいと思います!
※ちなみに後日フォトレビューもしました!
Canon最高位のマクロレンズEF100mm F2.8L IS USM
そもそもCanonのLレンズってなに??
僕は実はこれを知らずに買っていました。笑
Canonのレンズって色々種類がありますよね。もちろん画角や明るさ、そして性能も大きく違います。見た目もね。Canonのレンズを知っている方はわかると思いますが、高いやつには赤いラインが入っているのです。これが入ると「Lレンズ」と呼ばれるものとなります。
とくにCanonが力を入れているレンズということ。ちょっと公式の説明を拝借。
鏡筒に刻まれた鮮やかな一本の赤いライン。そして、Luxuryの「L」。
プロ品質と呼ぶに相応しい、卓越した描写性能と優れた操作性、
耐環境性・堅牢性を備えたキヤノンEFレンズLシリーズ。
「L」。それは、人工結晶の蛍石、スーパーUD、UDレンズ、大口径高精度非球面レンズなどの
特殊光学材料を採用した超高性能レンズだけに許された誇り高き称号である。
贅沢な光学設計、そして伝統ある高度な光学理論と超精密加工技術。
そのすべてに理想を追い求め、たどり着いたもの
キヤノン EFレンズ Lシリーズ。
とにかく力を入れているのがわかると思います。「ラグジュアリー」という言葉を冠するのにふさわしいレンズたち。よくプロの人が白いレンズを持っているのを見るかもしれませんが、あれもLレンズで、確かに赤いラインが入っていますね。
EF100mm F2.8L マクロ IS USMってどんな特徴があるのか
というわけで、マクロレンズでとりあえず撮影したものを比べてみます。
これはSigmaの17-50mmで最大まで寄った時の画像です。しっかりとカリッとしていますが、これ以上は寄れないので、小さいものでもっと寄りたいと思ってもなかなか寄れません。
これをマクロで同じ位置くらいで撮影すると
ズン!!
すごくない???いやもちろんこんな使い方するやついないですが・・・笑
でもこんなにズームできちゃいます。最短撮影距離は0.3mでm等倍で撮影ができます。かなり近づけるようなイメージですね。やはり花とか撮るのがマクロの王道ですが、ちょっとまだ撮っていません笑
手ブレ補正機能は、カメラの角度のブレとシフトのブレを補正するハイブリッドのISとなっているので、かなり高精度、実際にシャッタースピードを落としても結構ブレは少なく感じています。
通常撮影距離では約4段分、マクロ領域の1/2倍撮影時は約3段分、マクロ領域の等倍撮影時は約2段分と、撮影距離によって補正の効果が変化していくので、よく使う場合は注意が必要かも。
サイズ感はこんな感じ。重さは結構ずっしり。まぁ625gだとそうですよね。マクロレンズはこんなもんかな。
サイドに「STABILIZER」「AF/MF」「焦点距離」のボタンがありますね。オートフォーカスはマジで早いです。本当に便利。焦点距離に応じてスイッチを切り替えられるので、Fullの時よりもオートフォーカスを早くしたい場合はこれを利用します。
オートフォーカスの時は「シャコ」と小さな音がなってフォーカスをしてくれます。とても小さな音。フォーカス点の解像度もかなり良好です。
ちなみに本製品に関して公式サイトでは
通常撮影時に影響が大きい角度ブレに加え、クローズアップ撮影時に問題となるシフトブレも補正できる、世界初の光学式手ブレ補正技術ハイブリッドISを搭載した中望遠マクロレンズです。ハイブリッドISは、従来の振動ジャイロ(角速度センサー)に加え、撮像面に対して平行方向のブレを検知する加速度センサーを搭載。ふたつのセンサーが捉えたカメラの動きをもとに、新開発アルゴリズムがブレ量を算出。補正光学系を的確に駆動させることで、角度ブレとシフトブレ、ふたつの手ブレを同時に補正します。従来の角度ブレ補正にシフトブレ補正を加えることで、手持ち撮影の可能性をマクロ領域まで拡大しました。光学系にはUDレンズを採用し、色収差を良好に補正。Lレンズにふさわしい高画質、耐久性、操作性すべてを備えます。
こんな説明が・・・!
特にやはり注目すべきは手ぶれ補正なのでしょうか。「世界初の光学式手ブレ補正技術ハイブリッドISを搭載した中望遠マクロレンズです。」とかいてありますね。確かに本当に手振れがあまり怒らないなぁ・・・と思っていましたよ。
上の画像もシャッタースピードは1/40くらいです。それでもこのくらいカリッとしているんだから、やっぱりすごいよね。
実際に撮影してみました。
さてさて、実際に撮影してみましょう。
これはエフェクターのパーツを撮影。ISOは800のFは2.8かな?ここまで近づくとF2.8だとぼけぼけですね。でもいい感じ。明るく加工しているので、少し黒い部分にノイズが入っていますが、もう少し明るく取れば問題は感じないかも。
このくらいズームした画像を撮影する時には、被写界深度が浅くなりますので、オートフォーカスもいいですがマニュアルフォーカスの方が合わせやすいです。オートフォーカスで近づけてマクロで微調整して撮るのがいいかな?ボケはかなり滑らかですね。
あと感じたこととしては白飛びが少ないかも。ここまで寄って明るくすると結構白飛びしやすい印象だったのですが、これは加工とかではなくレンズ本来が白飛びしにくいんだと思います。これはいい特徴ですね。
ちなみにこんな画像も撮れます。
これはcoarsepaperのほりーくん。なんかうまく背景がぼけなかったので今回のレンズで撮影してみました。背景のボケ感がすごく自然で綺麗。CGかよ!というレベルですね。
もちろん被写体はすごくシャープ。このはっきりと解像度がわかるくらいの差がいいですよね。まさに一眼レフのカメラレンズという感じで。
まとめ:ブログのアクセントにも!マクロはええねんで
Lレンズってほかのも使ったことがあったのですが、ちょっとほかのは色々相性が難しい印象がありました。ここぞ!という時はいい写真を撮れるのですが、合わせにくい感じがしていました。
でも今回のは初心者でもいい写真が撮れる。これがマジですごいと思います。ピントは合わせやすいし、色収差も少ない。また手ぶれ補正もかなり力が入っているので、下手なものを購入するのであればこれが圧倒的におすすめ。
ぜひ試してみてくださいね!
画角:(水平・垂直・対角線) 20°・14°・24°
レンズ構成:12群15枚
絞り羽根枚数: 9枚
最小絞り: 32
最短撮影距離: 0.3m
最大撮影倍率: 1倍
フィルター径: 67mm
最大径×長さ: φ77.7mm×123mm
質量: 625g
手ブレ補正効果 :
・通常撮影距離領域:約4段分※1
・マクロ領域0.5倍撮影時:約3段分※2
・マクロ領域等倍撮影時:約2段分※2
次の記事はEF100mm F2.8L IS USMの実写レビュー
後日こちらのレンズを持ってフォトウォークに行ってきました。いろんな場面で撮影してみましたので、どんな画が撮れるのかなどチェックしてみてください!