これがなんだかわかるでしょうか。たぶんわかる人は相当マニアックな方。
こいつはレンズの内部に入っている「固定管アセンブリ」というもので、先日動かなくなったレンズの中の壊れた部品なのだそう。逆に言うと、壊してしまった僕のレンズはこの部品を交換することによって手元に戻ってきました。
事の発端は旅行での落下事件
事の発端は先日の愛媛旅行でのこと。記事ではめちゃくちゃ楽しそうな感じが出ているかと思います。
この旅の途中。もっと詳しく言うと道後温泉の外観を撮影しているときに、レンズを落下させてしまいました。バッグに入れていたものの、高いところからガンッと落としてしまったため、これはやばいと急いで確認するも、もはや手遅れ。
しかも、よりによって落としてしまったのは55mmのツァイスレンズ。
落下後はフォーカス時にカラカラと音が鳴るようになり、たまにF値の表示が「–」になってしまう。おまけにフォーカスが動かせないときもあるというなんとも不便な状態に。
Sony純正フルサイズのレンズはこいつしかもっていないので、もはや新しく購入するか修理するかの二択しか選択肢がない。ただ、やはり新しく購入するほどお金があるわけではないので、修理に挑戦してみることにしました。
秋葉原のサービスステーションに持ち込み修理
レンズの修理は本社に頼むのが一番安心な気がします。ということでレンズの修理をしに、秋葉原のSonyサービスステーションへ。以前にα7RⅡのセンサークリーニングをしてもらった以来、2度目の来訪となりました。
ちなみに修理の受付はサービスステーションでなくても、ソニー修理受付認定店なら受付をしています。ソニーショップの受付店舗マップから自宅近くのショップを選択できるので、地方にお住まいの方でも気軽に預けることができます。
もちろん修理代金や修理期間なども、サービスステーションで預ける際と変わりないとのことでした。
値段は予想よりちょっと高い？
さて、気になるのは修理の代金。レンズの状態も料金に関係してくるため、一度預けて工場から連絡を待たないと正確な金額はわかりません。ただ、目安の料金は先に確認できる。
実はSonyの公式サイトで目安の料金を確認できるんです。（→こちら）これがSonyのホームページから入ろうとするとわかりにくいんですよね。わざと見つかりにくい場所にページを置いているのかもしれません。
先ほどのページを見てみると、今回僕が壊してしまったレンズももちろん目安の料金が記載してありました。
金額目安は11,500円～15,500円＋税
うん、まぁこれだったら全然いいですよね。落としてしまったのは僕の過失ですから。でもこれは目安の料金。実際の金額は
19,764円。
内訳がこちら。技術料が11,000円ということで、最低料金これはかかってしまうみたいですね。あとは部品代。今回の固定管アセンブリってそんなに壊れにくいパーツなのかわかりませんが、7,300円なので目安料金からははみ出てしまいましたね。
それでも2万円行かないならまぁアリ。3万円を超えたらヤフオクで売って、別のレンズを購入しようと思っていたのですが、2万円なら迷わず修理でしょうね。
ちなみにレンズを預けて2~3日すると見積もりの電話がくるので、金額に納得がいかなかったらその時点で断ることもできますのでご安心を。
落下には気を付けて
言いたいのは本当はこれだけ。「落下に気を付けろ」ということ。レンズは携帯品なので、絶えず故障の原因となる事象が周りにあふれています。
最悪故障したときは今回のように修理すれば良いかなんて楽観的な考え方だと、いざとなったときに痛い目を見そう。
にしても、Sonyの対応はすばらしく感じました。修理後も、3カ月以内は修理不良として無償で交換してくれるみたいです。どこぞの携帯電話の会社なんかとはサービスの質が違うんだなぁと感心してしまいますね。
次の記事：カメラのケアもお忘れなく。
カメラも定期的にメンテナンスが必要です。特にミラーレスはセンサーにゴミが入りやすいので、一眼レフよりも注意が必要。
ブロアでどうしても取れないセンサーの汚れは、サービスステーションへもっていきましょう！
そんな時間がないよ。という方は自分でできるクリーニングキットについても記事にしています。僕も実際やってみているので、あわせて読んでみてください！
