今年の頭、ついに自宅用のチェアを買いました。買ったのは高級チェアの一角エルゴヒューマン(Ergohuman)のベーシックモデル。
事の発端は昨年末。いつもどおり自宅で作業していると急な腰痛に襲われました。骨盤のあたりがズーンと重く感じ、さすがに仕事にならないレベルのやつです。
「やれやれ、ついに来たか」
というのも、普段の仕事では自宅のリビングチェアに座って仕事をしていたのでいつか腰に負担がくるかもと心の中では感じていたのです。
見て見ぬふりも、そろそろ限界。そこで買い換えたのが今回の「エルゴヒューマン ベーシック」というオフィスチェア。
こいつの導入によって腰の負担がなくなりました。
↓動画も作っているのでぜひ見ていってください!
最高の座り心地を演出する。エルゴヒューマン ベーシック
今回紹介したいのは「エルゴヒューマン ベーシック」というオフィスチェア。様々なオフィスチェアを実際に試座できるセレクトショップ「WORKAHOLIC」にて悩みに悩んで決めたアイテムです。
今回のチェア選びの目的はとにかく腰の痛みをなくすことだったので、いわゆる”座り心地”だけを追い求めて価格などは気にしない方向で考えていました。
それが結果的にはかなり値段も優しい「エルゴヒューマン ベーシック」に。
ハーマンミラーやオカムラなどとよく比較されるエルゴヒューマンですが、この3つの中で最も安く、最も座り心地のよかったのがこのエルゴヒューマン ベーシックだったのです。
もちろん、自宅に届いたものも試座したのと同じく最高の座り心地です。
エルゴヒューマン ベーシックの良いところ
エルゴヒューマン ベーシックが自宅に届いてから約1ヶ月ほど。たった一ヶ月ですが、座っている間の腰の痛みは見事になくなり、作業中の姿勢も幾分か良くなった気がします。
効果も実感できて満足のこのチェア。改めて感じた良いところをまとめてみたいと思います。
比較的お手頃な価格
まずは価格。もちろん安いだけのチェアを探し求めればいくらでもひっかかるとは思いますが、機能も充実しているチェアとなるとそこそこのお値段になります。
エルゴヒューマンはその中でも比較的安く、今回僕が購入したベーシックモデルであれば10万円程度で購入することができます。
10万円というと決して安い金額ではありませんが、先ほども比較の対象として名前を出したハーマンミラーやオカムラのチェアは20万程度もするので、それと比較するとかなり安い方なんじゃないかなと。
腰の負担を軽減するランバーサポート
エルゴヒューマン ベーシックの一番のポイントは多分この腰の部分のクッション「ランバーサポート」ではないかと思います。
他のチェアにもこのランバーサポートというものはあるのですが、エルゴヒューマンはこの部分のクッションが独立してるんですよね。
独立していることで絶妙な反発力が生み出される。なんとなく
「腰をマッサージされている」
ような感覚にも近い。座っていて明らかにこれのおかげで腰の痛みがなくなりました。背筋もピンと伸ばして作業をすることが多くなっています。
とにかく良い座り心地
独立式ランバーサポートのおかげもあると思うのですが、座り心地がやたらと良いのもエルゴヒューマンの大きな特徴。
椅子の背を立てている時にはしっかりと自分の背中を支えてくれている感じがするし、リクライニングするとまるでベッドのような寝心地に。
リクライニング時には座面もほんの少し傾斜がつき、ランバーサポートも絶妙な位置に移動します。もはやベッドよりも寝心地が良いのではと錯覚するレベル。
ちなみに素材がメッシュ・ファブリック・レザーと3種類あるのですが、個人的にはレザーが一番好みの座り心地でした。
エルゴヒューマン ベーシックの気になるところ
とにかく座り心地がよく、価格もそこそこで手に入るエルゴヒューマン ベーシック。
概ね不満はないと言いたいところですが、実際に1ヶ月程度使ってみて感じた気になる部分も多少ありましたので、その点についても紹介したいと思います。
椅子自体が重い
気になった点の一つ目は、チェア自体の重さ。なんと26kg(レザーはさらに重い28.3kg)。
持ってみるとまぁ重い。自宅に運びいれてもらった時の配送業者さんの息切れがとても気の毒に感じました。
逆にこれだけの重さがあるからこそ、使用中もチェアが下手に動かずにしっかりと体を預けられるのだとは思います。
安定性と重さのトレードオフという感じでしょうか。
レザーは夏は蒸れる(かも)
これは僕が買ったレザー限定の話かもしれませんが、夏の蒸れは気になりそう。僕自身、結構お尻が蒸れやすい体質なので、夏がくるのが少し怖い。
今回は座り心地の面で好きだったレザーをつい選んでしまいましたが、その点を気にする方であればメッシュ素材などを選ぶのがベストかと思います。
エルゴヒューマン ベーシックの機能
一通り感じたところをご紹介しましたので、機能面についても触れていきたいと思います。各部位が結構自由に動くので、それぞれの部分に分けながらご紹介します。
背中・頭部の機能
まずは上から。一番上はヘッドレストですかね。
ヘッドレストの部分は高さが調整できるのと。クッションの向きが回転できるようになっています。何かボタンなどがあるわけではなく、強引に力で調整します。
なんども調整する箇所ではないと思いますが、動作が少し固めなので、動かす時にはご注意を。
背中の部分は位置に合わせて上下に動かせるのと、
グッとリクライニングまで。リクライニングは座面下のレバーで操作するのですが、その点については後ほど座面機能の紹介の際に。
腕の部分の機能
腕の部分、アームレストも結構自由に動きます。
高さはボタンを押して上下に。
アームレストの角度はボタンなどなしにそのままカチカチと動かすことができます。
作業する時にはこのアームレストを斜めにして机と高さを揃えて使うと、いい感じのアームレストになってくれます。しっかりと自分に合わせて設定すると身体が本当に楽になりますね。
座面部の機能
最後は座面の機能。
座面は前後・上下に動くようになっています。レバーを上に倒せば座面が上下に動き、前に倒すと座面が動く仕様。この辺は慣れれば迷うことはないですね。
レバーは後ろ側に倒すとリクライニングができます。同時に座面も傾斜がつくのがいいですね。寝やすい。
ハンドルは回すとリクライニングの硬さが調節できます。この辺はあまり使わないかもしれませんね。
他モデルのエンジョイ・プロとの違い
今回僕が購入したのはエルゴヒューマン ベーシックというモデルなわけですが、エルゴヒューマンには大きく分けて下位モデルの「エンジョイ」、上位モデルの「プロ」というものもあります。
大まかにではありますが、それぞれの違いについても少しご紹介します。
エルゴヒューマン ベーシックとエンジョイの違い
エンジョイとベーシックの違いはランバーサポートが独立しているか否かの違いのみ。これは見た目でもわかりますね。
この独立式ランバーサポートが今回の座り心地を実現する要素の一つだったので、これがないとかなり座り心地が変わるでしょうね。
その分価格は下がっていますので、独立式ランバーサポートがいらないという方はむしろちょうど良いかもしれません。
エルゴヒューマン ベーシックとプロの違い
エルゴヒューマン ベーシックとプロの違いは
- 前傾姿勢に対応した前傾チルト機能
- 肩に触れないロングタイプのヘッドレスト
- V字型のアルミダイキャストフレーム
の3つ。
1つ目の前傾チルトは、よく前傾姿勢でPCをいじってしまう方には良いかも。大腿部や下腹部への圧迫を軽減できるという、体内の血液循環にまで気を配った設計になっています。
2つ目のヘッドレストの部分は座高の高い人向け。座高が90cm以上の方には必要な機能かもしれません。
3つ目は単に重厚感の話ですね。エルゴヒューマン ベーシックでも十分重厚感があるので、個人的にはこれ以上いらないかな、と思っています。
また、実際に座ってみた感じはベーシックよりもプロの方が少し硬めで、個人的にはベーシックの方が好みの座り心地でした。
価格と座り心地を両立したエルゴヒューマン ベーシック
ご紹介した通り、価格はそこそこながら機能が素晴らしく、座り心地も最高なのがこのエルゴヒューマン ベーシックです。
改めて今まで使っていたリビングチェアに座ってみると、よくこんなのに座って仕事できていたなぁ…と思ってしまう。今年本当に買ってよかったものの一つです。
作業環境が自宅など、一つの場所でやることが多い方は絶対買った方がいいと思う。圧倒的におすすめしたいオフィスチェアでした。
↓動画も作っているのでぜひ見ていってください!