しっくりとくるワイヤレスイヤホンを、やっと見つけました。
ワイヤレスイヤホンは今までいくつも買ってきたはずなのに、つい先日までは有線イヤホンを使っていました。すぐに充電しなきゃいけないとか音質が良くないとかが、どうしても慣れなかったからです。
「もうこのままずっと有線イヤホンでもいいかも」
とか思うこともあったのですが、周りがこぞって無線イヤホンを使っているのを見ると、やっぱり無線で使いたくなる。有線だと電車で引っかかったりいざ音楽を聴くときに絡まっていたり、色々不便な点が多かったのも確かです。
ということで今回は周りの意見を聞き、しっかりと見極めて購入しようと色々情報を集めてみたところ、一つのワイヤレスイヤホンが浮上しました。
ANKER製 完全ワイヤレスイヤホン「Zolo Liberty」
購入したのは「Zolo Liberty」という完全ワイヤレスイヤホン。
モバイルバッテリーから掃除機に至るまで、低価格ながら安定したクオリティで提供し続ける「ANKER」から派生したブランド「Zolo」の出している完全ワイヤレスのイヤホンです。
今回買った「Zolo Liberty」も同メーカーの他の商品と同じく、8,000円前後という価格以上の機能や音質を提供してくれる素晴らしいイヤホンです。
カラーバリエーションは黒と白があるのですが、僕が購入したのは白のほう。しっかりとしたパッケージからも安心感が見えます。
シンプルかつミニマルな充電ケース
充電ケースはかなりコンパクト。手のひらにおさまりやすいサイズ感で、カバンの小さいポッケとかにもすっぽりと入れることができます。
マウスと同じくらいの大きさなので、間違ってケースを手にするとちょっと恥ずかしい気分になります。
外観もシンプルで、ついているのは充電用のMicro USBポートと
充電状況を確認するライトのみ。バッテリー残量が減っていくと、このライトの点灯数が変化します。
LED点灯数とバッテリー残量の関係は下記の通り。
LED点灯数 | バッテリー残量 |
---|---|
1つ | 0~30% |
2つ | 30%~70% |
3つ | 70%~100% |
イヤホン自体の連続使用時間は3.5時間。さらにこの充電ケースを活用すれば24時間程度の音楽再生ができます。
他のワイヤレスイヤホンが3~4時間で切れてしまうということを考えると相当持ちが良い。この辺はさすがANKER様ですね。
僕は通勤時間+勤務時間の合間にイヤホンで音楽を聴いているのですが、全くと言っていいほど不便は感じていません。感覚的には4~5日に一回充電くらいで十分そうです。
取り出すだけで電源ON & ペアリング完了
ペアリングが非常に楽なのも「Zolo Liberty」の特徴。ケースから取り出せばスイッチも押すことなく電源がONになります。
耳につけるときにはすでにペアリングが完了しているので、手間なく音楽を聴くことができます。
ケースの中に入れれば自動で電源はOFFに。ケースに入れることを習慣づけすれば電源の切り忘れもなくなりますね。
満足感の高い、フラットな音質
正直、音質は想像していたよりも数段良い。
もちろん、数万円する有線イヤホンには勝てないかもしれませんが、1~2万円のワイヤレスイヤホンよりも音は良く感じます。
どの音域も満遍なく出ていて、フラットな音質。少しだけ中音域が強調されているので、ボーカル中心のPOPSなどは聴きやすいと思います。
左右での分離感も適度にあり、楽器の鳴りもしっかりと感じます。どっぷりと音楽につかりこむわけではなく、BGMなどにして流す程度の僕の用途では、必要十分以上の音質を提供してくれています。
2つのボタンで曲送りの操作・Siriの起動が可能
左右のイヤホンにはボタンが一つずつついており、そのボタンを操作することによってSiriの起動や曲送りや曲戻しができるようになっています。
操作とアクションの対応表はこんな感じ。
操作 | アクション |
---|---|
シングルタップ | 音楽の再生/停止 電話の通話/終話 |
右をダブルタップ | 音声アシスタント(Siri)起動 |
右を1秒長押し | 曲送り |
左を1秒長押し | 曲戻し |
3秒以上長押し | 電源オフ |
音声アシスタントはほとんど使っていないので、僕の行う操作は曲送り・曲戻しがほとんど。再生・停止くらいはしますが、その程度しかイヤホンで操作はしません。
必要な操作が少ないので、迷うことなく操作ができるのは嬉しいポイントです。
気になるのは操作と遅延
ここまで十分以上の機能を見せつけてくれている「Zolo Liberty」ですが、強いていえば気になる…!という点が二つほどあります。
音量の操作がイヤホンからはできない
最近のワイヤレスイヤホンは耳元で音量を調整できるものが多いのですが、「Zolo Liberty」にはその機能がありません。
音量を調節する時には音声アシスタントを使うか、スマホから直接音量をいじるしかありません。
僕の場合はスマホを手に持っていることが多いのでそこまで気になりませんでしたが、バッグの中にスマホを入れっぱなしなんて人は不便に感じるかもしれません。
遅延により動画視聴やゲームなどは厳しい
これは「Zolo Liberty」だけではなくワイヤレスイヤホン全般に言えることですが、スマホの画面に対して遅延が若干あります。
動画視聴やゲームなどの時はこの若干のズレが気持ち悪く感じることも多いはず。レスポンス面を考えるのであれば、有線イヤホンに分がありそうです。
Zolo Liberty+との差は、価格と細かな機能
多少の難点はあるもののほぼ理想に近いワイヤレスイヤホン「Zolo Liberty」ですが、この上位機種である「Zolo Liberty+」と悩む方は少なくないはず。
それとざっくり比較してみるとこんな感じ。
Liberty Liberty | Liberty Liberty+ | |
---|---|---|
ドライバ | 5.5mm グラフェン ダイナミックドライバ (×2) | 6.0mm グラフェン ダイナミックドライバ (×2) |
Bluetooth | ver.4.2 | ver.5.0 |
連続再生時間(本体) | 3.5時間 | 3.5時間 |
連続再生時間(ケース) | 24時間 | 48時間 |
周辺音取り込み機能 | × | ○ |
専用アプリ対応 | × | ○ |
価格 | 7,999円 | 14,980円 |
基本的な操作感などは一緒。ケース利用時の連続再生時間は倍になっていますが今でも十分満足しているので、多くの人は気にならないのではと思います。
周辺音取り込み機能は便利そうですが、口コミで
「不自然な取り込みの仕方をする」
という評判をちらほら見かけました。この辺は意見が分かれるかもしれませんが、僕はそもそもこの機能自体使わないかもな、と感じています。
音質に関してはmonograph(モノグラフ)の堀口氏に聞いたところ、気になるほどは変わらないということだったので、だったら約半額となる無印の「Zolo Liberty」の方がお得感が強いのではと思い購入したという経緯もあります。
アプリのイコライザ機能などでどうしてもこだわりたい!という方でなければ、僕は「Zolo Liberty」をおすすめします。
日常使いにベストなワイヤレスイヤホン
今までいくつもワイヤレスイヤホンを購入してきたので、
「今回は高くてもいいものを買う!」
と意気込んで探していたのですが、予想外に安くおさまる結果となりました。
友人に評判を聞きまくった結果、持っている人が多くてかつ評判も良かったのがこのワイヤレスイヤホン。確かに評判通りの機能・音質で、満足度は高いです。
これからワイヤレスイヤホンを買おうと思っている人は、検討リストにこの「Zolo Liberty」を加えてみるのは十分ありだと思います。
関連:最高のヘッドホンをお供にいかが?
Zolo Livertyは本当にちょうど良いイヤホン。ですが、しっかりと時間が使えるときには最高の音質で音を耳に入れたい。
そんなときに最高のノイズキャンセリングワイヤレスヘッドホン、SONYのWH-1000XM3をレビューしました。
ぜひこちらもチェックしてみてください!