最近、新しいミニ三脚を買いました。一つあると何かと便利なミニ三脚。
旅行中に普通に三脚として使うのも良いし、自撮りするためのグリップとして使うのも良い。Vlogなんかにはもってこいのアイテムですね。背の高い三脚は便利ではありますが、旅行に持っていくとなるとコンパクトなミニ三脚のほうが手軽で持っていきやすい。
そんな理由から購入したミニ三脚ですが、近年の動画ブームもけん引して様々なものが発売されています。結構な数を見て、そろそろ個人的なおすすめが固まってきたのでご紹介したいと思います。
ミニ三脚を選ぶ時のポイント
僕自身もミニ三脚をいくつか持っていますが、何気なく買ったわけじゃなく、しっかりと他の商品などと比較しレビューなども参考にして購入しています。実際に使ってみると、これは重要だな…と感じるポイントが3つほどありました。どれもミニ三脚を選ぶ時にはチェックしてほしい項目です。
自分のカメラを支える耐荷重があるか
まずは耐荷重。三脚に載せれるカメラの重さの限界を耐荷重と言います。
例えば、耐荷重800gのミニ三脚に、1kg以上の一眼カメラ(レンズなども考慮して)はのせることができません。仮にのせられたとしても、不安定だったり三脚の足が折れたりと、最悪の場合は転倒してカメラが故障してしまう場合もあります。
そういう訳で、対荷重は少なくとも自分が使うであろうカメラ+レンズの最大の重さ以上のものでないと安定しません。また、対荷重ギリギリのものも安定性に欠ける印象があるので、ある程度余裕のあるものを選ぶのがおすすめです。
雲台に自由が効くかどうか
対荷重や高さばかりに目がいって、意外と軽視してしまうのが雲台の部分。安いものだと雲台の付いていないものなんかもあるので、使いにくさ抜群です。
そういう三脚は、後ほど雲台を追加で購入する必要があります。また、使う時にもさらに雲台分重くなってしまうので、その分またさらに対荷重が必要になります。
できれば最初から自由な雲台の付いているもの、それでいてクイックシュー付きのものがあればそれが最高です。
持った時のグリップ感が良いか
これは完全にYouTube視点。
ミニ三脚の何がいいって、もちろん本体がコンパクトで軽いというのもあるのですが、即座にVlog(自撮り)に移行できるというのもYouTuberとして大きなポイントです。
自撮りする時などは、ミニ三脚のグリップ感が直接動画の安定感にもつながるし、何より疲れにくくもなります。動画で自撮りもしたいという方は、ぜひこのポイントもチェックしてみて欲しいのです…!
3000円程度で買えるおすすめのミニ三脚
ざっくりと選ぶポイントを紹介したところで、ここからおすすめのミニ三脚を紹介していきます。ミニ三脚といっても値段はピンキリ。まずは比較的安く、3000円程度で購入できるおすすめのミニ三脚からご紹介していきます。
Manfrotto MTPIXI-B
おすすめミニ三脚の一つ目は定番のマンフロット。「MTPIXI-B」というミニ三脚です。何が良いって、そのコンパクトさと価格の安さでしょうね。
高さはそこまで出ませんが、収納時も18.5cmと非常にコンパクト。自重も200gを切って190g。そして価格は2,000円以下と非常にお手頃です。こんなにコンパクトながら対荷重は1kgまであるので、大きすぎる一番レフとかじゃなければ大丈夫でしょう。
雲台の部分は残念ながらクイックシューなどはないのですが、自由雲台はボタン一つで固定できるので、利便性は非常に良い感じです。
名称 | Manfrotto MTPIXI-B |
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伸高 | 13.5cm |
格納高 | 18.5cm |
自重 | 約190g |
耐荷重 | 約1kg |
材質 | ステンレス |
ちなみにこちらのスマートフォンアダプターも購入すれば、iPhoneなどにも利用可能。
セットで購入することもできるので、スマートフォンで主に撮影するという方にはぴったりのアイテムじゃないかなと感じます。
足の部分を畳めばVlog用のグリップにもなります。絶妙なカーブを描いているので、持ちやすさも非常に良い。片手持ちの状態でならばロック解除のボタンが親指で推せるので、角度調整なども楽々です。
Manfrotto PIXI EVO
先ほど紹介した「MTPIXI-B」はコンパクトで非常に使いやすいものの、対荷重が1kgなのでちょっと重めの一眼とかだと不安定になるという欠点がありました。そこでアップデートして出てきたのがこちらのPIXI EVO。対荷重が2.5kgとなって、重めの一眼ものせられるようになりました。
足も伸ばせるようになったので、三脚として使った時の高さもそこそこ出るようになっています。足の長さが調整できるので、不安定な足場でも三脚を置くことができますね。
名称 | Manfrotto PIXI EVO |
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伸高 | 10.5cm(伸ばして20cm) |
格納高 | 23cm |
自重 | 約250g |
耐荷重 | 約2.5kg |
材質 | アルミとプラスチック |
素材もアルミを使用しているので、安定感も増しました。脚のカーブはそのままとなっているので、三脚をたたんだ時の持ちやすさも健在です。
XILETUのミニ三脚
実際に使っているおすすめのミニ三脚として、XILETUのミニ三脚を挙げさせていただきます。先に紹介したManfrottoのミニ三脚よりも知名度こそ低いものの、安定感・使いやすさは抜群です。
こいつの良いところはとにかく安定性。対荷重2.5kgとのことですが、それ以上載せても大丈夫ではと思うくらい安定感があります。長めのレンズを乗せたって気にならない。
また、付属の雲台がアルカスイス互換の雲台なのも良いところ。他のアルカスイス対応三脚となら付け替えが楽にできます。
名称 | XILETU ミニ三脚 |
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伸高 | 10.5cm |
格納高 | 19.5cm |
自重 | 約275g |
耐荷重 | 約2.5kg |
雲台 | アルカスイス互換 |
材質 | アルミ |
若干自重が重く感じますが、それでも300g以下。旅行などには持って行きやすいコンパクトさですね。
ただ、Vlog用途としてはManfrottoのミニ三脚の方が使いやすいかも。見た通り、三脚の脚をたたんだときのカーブはありませんのでご注意ください。
4000円〜 おすすめのミニ三脚
ここまでは3000円程度で購入できるミニ三脚をご紹介しました。ちょっと一つ買う…というのであれば先ほどのものたちがコストフパフォーマンスもよくて使いやすいのですが、どの世界も値段に応じてそのクオリティというのは変わっていきます。
ここからは4000円以上の値段はするものの、どうしても推したいおすすめのミニ三脚をピックアップしました。
JOBY ゴリラポッド3K
一つ目はこちら。JOBYのゴリラポッドというミニ三脚です。この形はみたことのある人も多いはず。1K,3K,5Kなど、対荷重によって大きさが違いますが、僕の持っているのは対荷重3kgのゴリラポッド3K。
ミニ三脚としては若干コンパクトさに欠けますが、その分脚がくねくねと曲がって木や手すりに巻きつけることができるのが便利。足場が悪くても脚が自由に動くので安定して撮影することができます。
雲台の部分もセットで買うのがおすすめ。このクイックシューはカチっとはめるだけという便利なやつで、可能であれば他の雲台もこれに対応して欲しいと感じるレベルです。
自撮りをする時などは自分の方向に脚を曲げると持ちやすさがアップするので、その点もおすすめです。
スペック表はこちら
名称 | JOBY ゴリラポッド3K |
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自重 | 約650g |
耐荷重 | 約3kg |
雲台 | 独自のクイックシュー |
材質 | アルミ, ステンレス鋼, ABS Plastic,TPE |
ちなみに似たような廉価版の製品が多く発売されていますが、耐久性や安定性は圧倒的にJOBYが良い感じです。
Leofoto MT-03
おすすめのミニ三脚2つめが、LeofotoのMT-03というモデル。雲台のLH-25とセットで販売されています。
価格が一万円を超えたりするので若干高いと思ってしまいますが、ミニ三脚の中ではかなり機能満載なモデル。脚の開きは3段階で、それぞれスイッチを駆使して固定することができるミニ三脚です。
脚の開き具合だけではなく、脚の長さも変更可能。収納されている脚をひらけばかなり高いところから撮影できます。
このモードを「スパイダーモード」とか呼んでいるそうで、このモードの状態であればゴリラポッドと同じように足場の悪いところでも自由に三脚を使えるのです。
名称 | Leofoto MT-03 |
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伸高 | 24.9cm |
格納高 | 21.2cm |
自重 | 約340g |
耐荷重 | 約5kg |
雲台 | アルカスイス互換 |
材質 | アルミ |
セットで購入すればアルカスイス互換の雲台も付いてくる。アルカスイス互換雲台を持ち合わせている三脚との移動も楽々ですね。また、公式で対荷重が5kgまでいけるとの記載があるので、相当重いカメラを乗せても大丈夫。
グリップ感はそこそこですが、利便性と安定性に振り切ったミニ三脚ですね。
SIRUI 3T-35K
カメラ系YouTuberがこぞっておすすめしているのがこちらのSIRUIのミニ三脚です。
とにかくめちゃくちゃ安定するのと、グリップ感が非常に良いということでYouTuberの間ではめちゃくちゃ人気のミニ三脚となっています。
価格も一万円以下で、手が出しやすいのも魅力の一つ。
名称 | SIRUI 3T-35R |
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伸高 | 34.2cm |
格納高 | 23.0cm |
自重 | 約390g |
耐荷重 | 約4kg |
雲台 | アルカスイス互換 |
材質 | アルミ |
対荷重は4kgと十分以上で、さは約35cm程度まで伸ばせる。三脚として使う時は脚の部分を外に出すようにして立てるだけなので、他のミニ三脚と比較しても簡単に組み立てることができます。
極め付けにグリップ感が良いという、願った機能が全て盛り込まれている三脚です。このくらいのグリップの太さがあればVlogも安定しますね。
これから本格的にYouTubeを頑張ってみたい…!という方には非常におすすめのミニ三脚です。
自分の用途に合わせてミニ三脚を選ぶ
ひとえにミニ三脚といっても、形やスペックなどはそれぞれ大きく違いが出ます。値段いよっても違いますが、その三脚の素材によってもまた違う。Vlog用に買うならグリップを重視した方が良いし、重たいカメラを使わないなら対荷重の低いものでコスパよく買うのも良い。
ミニ三脚というとあまり持っている人を見かけないのですが、あると自宅でも外出先でも使える便利なアイテムです。ぜひ自分の用途にあった見つけて、撮影表現の幅を広げてみてください。