本日も”Webledge“をご覧いただきありがとうございます。管理人のけーすけ(@webledge_blog)です。
物欲は尽きない。最近カメラにはまっているのは記事を見ていただいている皆さんであればわかるかもしれません。「谷根千あたりにフォトウォークに行ってきた。ぶらり食べ歩きも良いよね。」でも書いたように、最近はフォトウォークにはまっています。
谷根千、いいよね。なんか写真も風情のある感じになります。あぁ・・・もっと写真撮りたい・・・レンズ欲しい・・・と思っているところ、ふと頭に浮かんだのがオールドレンズ。
これがもう頭から離れない。ということでもうオールドレンズ購入を決めたので、どんなオールドレンズがあるのか、またどんなものが欲しいのかを考えてみました。
オールドレンズとはなにか?
正直、僕もオールドレンズとは何かあまりわかっていなかったのですが、まぁ単純に古いレンズと考えても良さそう。
今でこそオートフォーカスとか色々多彩な機能がありますが、昔はフィルムで現像していましたから、その時代のいわゆる「アナログ」なレンズと考えて差し支えなさそうです。
オールドレンズの良いところ
単純にざっとしらべたところ、オールドレンズの良いところ・・・というか僕が欲しいと感じる部分としては、まず安いところ。もちろんめちゃくちゃ高いレンズもあるのですが、比較的安いところから購入できるのが嬉しいポイントです。
Amazonで「オールドレンズ」で検索してみたところ、HELIOS-44-2がひっかかりました。
・・・こんなに安いの!?!?まさかの1万円を切ってくる値段。というか8000円も切っています。これは7月に入ったら買うことはもう決定しました。
このHELIOS-44-2の特徴はいわゆる「ぐるぐるボケ」というやつで、
こんな感じの写真が撮れる模様。
こんな味のある写真・・・普通じゃ撮れない・・・!という写真も撮れるのがオールドレンズの特徴。ボケ感とか、白飛びの具合とか、今のレンズでは撮れない質感などを出すこともできます。
周辺露光落ちとかも特徴的なんだろうな〜
オールドレンズの気をつけたいところ
もちろん、オールドレンズは完璧で何もかも最高!・・・というわけではない。今のレンズの方が当然、性能だけで言えば良いのは当たり前。そのことは頭に入れておくことが大事でしょうね。
そもそも、絞りもピントも手で調節しなくてはならないことが多いです。まぁそれも楽しいからいいんですけどね〜
あとは、同じレンズでも仕上がりに差が出てきます。もちろんオールドレンズを新品で購入できたら最高なのですが、だいたいは中古品での購入になるでしょう。保存の具合などによってもかなり品質に差が出てきてしまうのも理解しておく方が良いと思います。
あ、ちなみにオールドレンズは現行のカメラとマウントが違うことが大半です。ということで僕もマウント変換アダプターを購入しなくてはならないですね〜
オールドレンズには個体差・品質の差も大きく影響してくる
僕が見ているオールドレンズはたいてい、1970年代とかに製造されているものが多いです。「ロシア製」などといいつつ、実は「ソ連」の時代に作られたレンズだったりと、その歴史を考えてみても結構面白いのかもしません。
ただ、普通に考えてみてもわかるとおり、ほとんどのオールドレンズはもうすでに製造が終了してしまっています。つまり、今後購入するオールドレンズの99%は中古だと思ったほうが良いですね。新品に出会えることなんてあるのかな・・・
中古のレンズで気にするポイントは品質。つまり前所有者の保存方法が悪ければカビとかチリの混入、もしくはクモリなどが多く入ってしまってそのレンズの特性を活かせないということにもなりかねません。
可能であれば事前に状態を確認するか、事前に確認ができないようであればある程度は投資と割り切るのもひとつの手です。(まぁそこまでハズレは引かないと思いますが)
また、せっかくいいものを選んでも個体差によってはぐるぐるボケがでにくかったり、逆にぐるぐるボケがでまくったりと個体差の激しいものが多いです。
まぁそのもオールドレンズの楽しみんひとつ。買って、使ってみて初めて「うぉ!このレンズはこういう特性があるのか!」と気づくのがまた面白そうです。
マウントは変換アダプタが必要
さてさて、オールドレンズはマウント変換アダプターが必要みたいですね。まぁそりゃそうか。
今僕が使っているカメラはCanon EOS 9000Dですので、マウントはEFマウント。
先ほど紹介したぐるぐるボケのレンズはM42というマウントなので、変換アダプターが必要。ということで早速Amazonで検索してみるとありました。
・・・安い!1000円台なんかい!これはすぐにちょろっと買えちゃうレベルですね。これならよかった・・・
ちなみに、AFチップ付きの変換アダプターもあります。
このタイプだと、マニュアルフォーカスしかできないオールドレンズでも、ピントが合っている際にファインダー内「●印」の合焦ランプが点灯して、「ピピッ」という音がなるそう。
これだとピントが合わせやすくなりそうですね!
・・・ただし!Amazonのレビューを見る限りエラーも出やすいようで、それはやはりサードパーティ製なので仕方ないかな・・・
もしエラーがでた場合でもチップの部分にテープを貼れば問題なく使えるようですが、なんとなく気持ち悪いので、僕はチップなしのものを購入します。笑
なんのオールドレンズが欲しい?ちょっと調べてみた
オールドレンズってその名前だけでも欲しい!ってなるけど、レンズそれぞれによって結構写りに差が出てくるみたい。
ということで今欲しいな〜と感じるオールドレンズをまとめてみました!他におすすめのレンズがあったらまたアップしますね!
ぐるぐるボケがとれる! HELIOS-44-2 58mm F2
いわゆるぐるぐるボケという特徴的な写真を出してくれるのがこのレンズ。「HELIOS-44-2」というレンズで、焦点距離は58mm、絞りはF2までいきます。
焦点距離58mmだと、APS-C機を使っている僕にとっては換算87mmとなるはず!ちょうどポートレート用のレンズが欲しいな〜と思っていたので、ちょうどいいのではないでしょうか。
価格もやすいんだよな〜、これは7月になったら買うこと決定で。
- 焦点距離 50mm
- 最小絞り値 F2
- マウント M42型
星のボケが特徴的!Industar-61 L/Z 50mm M42 Lens
こちらも特徴的なレンズです。
こんな感じでボケが星型になるというなんとも幻想的なレンズ!
そもそもカール・ツァイス(Carl Zeiss)のテッサー(Tessar)を元に作られたレンズで、焦点距離は50mmながら30センチまで近づいたマクロ撮影ができるとのことです。
ただし、この星ボケはF5.6~F8付近でないとでないということなので、聞いた感じは使いにくそう・・・ですがこの写真が撮りたいがために僕は買います。
今年の冬に向けて、このレンズの修行をすることに決めました。
- 焦点距離 50mm
- 最小絞り値 F2.8
- マウント M42型
安さが魅力的!Super Takumar 50mm F1.4
国産のオールドレンズというとこのレンズが有名。というか最初に名前が挙がるレベルのレンズですね。
価格はAmazonなんかでは1万円くらいですが、ヤフオクの中古でよければ5000円程度で手に入るかもしれません。価格は魅力的ですね〜
写りは至極真っ当なオールドレンズという感じ。先ほどの2本のようなえぐい特徴はありませんが、真っ当な写真を撮影するのであればこちらの方が良さそう。周辺露光落ちもオールドレンズらしく、味のある写真は撮影できるでしょう!
ただ、一つ気になっているのが、こいつはアトムレンズ・放射線レンズと言われるレンズで、レンズから微量の放射線が出てしまうそう。まぁ毎日抱いて寝るレベルでない限り全く影響はないようなので、どうしても気になる方以外は心配しなくていいと思います!
- 焦点距離 50mm
- 最小絞り値 F1.4
- マウント M42型
やっぱりツァイスが欲しい。Contax Planar 50mm 1.4
見事なボケ感、解放でも保つシャープ感。いつの時代でも「レンズの帝王」と呼ばれるレンズがPlannarですね。今まで紹介したオールドレンズよりも少し高いかもしれませんが、3万円以下で購入できるなら・・これはもう買いでしょうね。
そもそもカールツァイスのEFマウントレンズが10万以上もするレンズなのですが、その1/3以下の価格でカールツァイスの自然なボケ感やシャープ感が得られるのなら、これは間違いなく欲しい。
というか評判もやっぱりめちゃくちゃいいんです。オールドレンズというよりはこのレンズが欲しい。
コンタックスヤシカマウントらしいので、変換のアダプタは先ほどのものではなく、それ専用のものを購入しないとダメなようです。
こちらで大丈夫なはずなので、これも購入してみます。
- 焦点距離 50mm
- 最小絞り値 F1.4
- マウント ヤシカコンタックス
オールドレンズに合う一眼はSont α7RⅡだと思う
さて、ここまでざっとオールドレンズについてご紹介してきたので、かなりオールドレンズの魅力については理解してきたのではないでしょうか。あぁ・・・オールドレンズがほしい・・・
と思ってまずは本体を変更しました。Sony α7RⅡを。
本当は前もっていたCanonのEOS 9000Dでいこうと思っていたのですが、そもそもAPS-C機だし、α7RⅡとは画質とか機能面でそもそも全然違うんです。そもそもフルサイズセンサーじゃないしな。僕が甘かった。。
ということでα7RⅡがオールドレンズには絶対おすすめ!という理由をざっと紹介したいと思います。
その1. マニュアルフォーカスへのアシスト機能が必須。
まずはこれ。
マニュアルフォーカスアシストがついているという点がもうはずせません。これはSonyの一眼ではほとんど搭載されている機能で、フルサイズでこの機能がついているのはおそらくSonyのα系統のみ。
CanonやNikonの一眼レフではこのピーキングのアシスト機能がついていないです。
引用:http://www.sony.jp/ichigan/products/NEX-5D/feature_6.html
具体的にはこのように、ディスプレイでピントの中心点をズームして、ピントの合っている部分をピーキングの色で表示してくれます。もちろん背面ディスプレイだけではなくてファインダーからも同じように見えます。
上で紹介したオールドレンズも結構F値の低いものばかりでしたよね? つまり結構フォーカスはシビアだということ。
カメラ本体のディスプレイでピントが合っているように見えても、実際にパソコンに写すと「うわっ、ピントずれてる・・・」なんてことも往々にしてあります。
この機能はオールドレンズを使うならほぼ必須の機能だと思っても差し支えないと思います。
カメラマンの間ではこの機能があるからα7系統にした!という方もかなり多いようですよ。
その2. Super35mm(APS-C)で画角を調整できる
僕は結構この機能好き。
α7系統ってSuper35mm(APS-C)モードが利用できるというメリットがあります。このモードで撮影すると、単純にAPS-C機で撮影するのと同じ画角で撮影できるようになります。つまり50mmのレンズなら75mm画角での撮影も可能!
しかもフルサイズのセンサーをぎゅっとAPS-Cサイズに詰め込むようなモードなので、モアレなどの少ない画像として書き出すことができます。
これは初期型のα7などでも同じ機能が搭載されているのですが、単純に半分にクロップされたような形になってしまうので画素は半分の約1000万画素程度になってしまいます。
それがα7RⅡであればもともと4240万画素もあるので、Super35mmモードでも2120万画素ある計算になります!これだけ画素があれば印刷で引き伸ばしても余裕ですね・・・!
その3. TECHARTのLM-EA7が使える
最後ちょっと特殊なマウントのご紹介。
オールドレンズはマニュアルフォーカスしかできないはずなのですが、それを強制的にAF対応にするという恐ろしいマウントアダプターが存在します。それがTECHARTのLM-EA7というマウントアダプター。
こちらはライカのMマウントでしか対応していないのですが、M42マウントレンズをMマウントへ変換して利用するアダプターを利用することでM42マウントのレンズも利用可能になるようです。
ただ、マウントのAFってやっぱり少しもっさりする傾向があります。なのでAFがしっかりと高性能なものでないと結局このマウントも無駄になってしまうんですよ・・・
それを考えると399点像面位相差AFセンサーというとにかくものすごいAF性能をもっているα7RⅡが一番良いと思います。まぁもちろんα9の方がAFはすごいのですが、価格と先ほどのSuper35mmと相談という感じでしょうかね・・・?
・・・いかがでしょうか?
自分で調べて実際に使ってみるとわかるのですが、使いやすさなども考えるとα7RⅡがオールドレンズを利用するにはすごく便利なのは間違いないです。
もしカメラ本体を検討している方がいらっしゃるのであれば、α7RⅡの簡単なレビューもしていますので、下の記事をぜひ参考にしてください!!
まとめ:自分自身を映すレンズがほしい
最近本当に写真にはまっています。お金使う量が半端ない。でもやっぱり写真撮るのってたのしいんですよね・・・「えっこんな写真撮れるの?」って新しい発見があります。
もちろん今まで持っていたレンズでも撮影できるのですが、なんとなく写真に「個性」を出したいなぁ・・と思っている時の一つの選択肢としてオールドレンズはありだと思っています。
もちろん、10万以上するオールドレンズもあるのですが、今回紹介したように低価格のレンズもあるので、入門には最適ですね。これからも楽しいカメラライフを送ります!!!