ついつい試したくなっちゃうのが僕の悪いところであり、良いところ。
最近YouTubeでのブログ、つまりVLOGをよく撮影するのですが、その際に大きな一眼を持っていくのはなかなかの苦行です。ということで候補に上がるのがコンパクトな小型カメラ。画質を妥協しないなら
- GoPro HERO7 BLACK
- Osmo Pocket
- SONY RX0 II
の3つが候補に残る。どうしても試さずにはいられない性格なので、3つ全て買っちゃいました。それぞれ比較してみるとそれぞれの良し悪しが見えてくる。
今回は動画視点、VLOG用としてベストな小型カメラのおすすめを自分なりに検討してみましたので、ご紹介したいと思います。
↓今回の話は動画にもしています!
VLOG用途で比較した小型カメラ3機種について
今回僕が買って比較・検討したカメラは、先ほども紹介した3機種。
- GoPro HERO7 BLACK
- Osmo Pocket
- SONY RX0 II
の3つです。
定番のものもあれば、ガジェット好きなら知ってるというくらいのカメラも混じっていますが、多分VLOG用のおすすめとして有力なのがこの3機種。それぞれ全然違った特徴を持っていますので、まずは各カメラについてご紹介したいと思います。
GoPro HERO7 BLACK
まずは定番のアクションカメラGoPro HERO7 BLACKから。現状のGoProシリーズの中で最新モデルであって、一番スペックの良いモデルです。
カメラに詳しくない方でも多分知っているだろう定番中の定番ですよね。
焦点距離は16mm程度とかなり広角。自撮りする時には景色まで丸ごと入るので、雰囲気も丸ごと動画で伝えるにはかなり良いカメラです。
個人的に良いと思うところは
- 広角で広く入る
- 電子手ブレ補正が強力
- タイムワープが楽しい
あたり。タイムワープはタイムラプスを滑らかにした進化版の映像のようなもので、かなり面白い映像が撮影できます。
逆に弱点だと思うところは
- 自分側にディスプレイがない
- 暗いところが弱い
- 動作がもっさりとしている
あたりでしょうか。GoProはあくまでiPhoneと同程度の画質という印象で、暗いところは弱いんですよね。
動作がもっさりとしているのも結構気になります。電源ボタンを押してから結構ラグがあるので、撮影したいタイミングで撮影できていないときは困る…
が、ワンタッチで録画が開始できたりと便利な側面もあり、そのあたりがユーザーに支持されているカメラです。
DJI Osmo Pocket
次に紹介するのはドローンで有名なDJIから発売されているOsmo Pocket。その名前のとおりのポケットサイズなのに、物理的に手ブレ補正してくれる機構が搭載されている革新的なカメラです。
画質を決めるセンサーのサイズはiPhoneと同程度のはずなのですが、撮影してみるとiPhoneのものよりも精彩に感じます。
ということでOsmo Pocketの良いところは
- 物理的に手ブレ補正
- 画質が良い
の2つ。タイムラプス機能やパノラマ撮影機能などはあるのですが、他2機種の機能と比較すると使用頻度が低いので、個人的にはあってもなくてもいいと思っています。とくにVLOGにはあまり使わないし。
逆にOsmo Pocketの弱点は
- 画角がちょびっと狭い
- ディスプレイが小さい
- 防水じゃないし、耐久性が心配
という感じです。画角が狭いのはちょっと前から感じていて、普段はサードパーティ製のコンバージョンレンズでカバーする形で使っています。
ディスプレイが小さいのはまだ良いのですが、耐久性に関してはちょっと怖い。というか僕自身一度落として壊してしまっているので、取り扱いは結構注意しないと…という感じですね。
SONY RX0 II
最後3つめはSONY RX0 II。SONYから新しく発売された超小型コンパクトデジタルカメラです。
GoProと同じような見た目ながら、中には1インチセンサーという、このコンパクトさに入るとは思えない大きさのセンサーが積まれています。つまり、画質が良い。(良い画質で撮れやすい)
こんな感じの写真が撮影できます。
このカメラの良いところは
- 画質が圧倒的に良い
- 防水
というこの3点。やはり特筆すべきは1インチセンサーの搭載でしょう。このサイズ感で10万円以上するコンパクトデジタルカメラと同じ画質を手に入れられるのはかなりお得感があります。
加えて防水仕様なので、水につけても大丈夫。
逆に弱点は
- 写真と動画の切り替えが面倒
- 録画中はAFが効かない
- 電池の持ちが悪い
この3点。GoProもOsmo Pocketもライトユーザーに優しい設計になっているので、ワンタッチで動画も写真も撮影できるような設定になっているのですが、RX0 IIは自分で設定をいじらなくてはなりません。
また、オートフォーカスについてはシングルAFしか搭載されていないので動画撮影開始時のピントの位置からフォーカスが動いてくれません。動かすなら手動でやるしかない。
電池の持ちも悪いので、正直動画用としては微妙かも。写真撮影のみに使うのでしたらこの3点は気にならないのですが…
VLOG用の小型カメラのおすすめについて
さて、これが今回の記事で一番言いたいところ。VLOGに使う用として一番おすすめなカメラはどれか。
僕としての結論は、Osmo Pocketです。なぜ3つの中でこいつが一番おすすめなのか、という点について、それぞれの機種と比較しながらご紹介したいと思います。
Osmo PocketとGoProとの比較
Osmo PocketとGoProを比較した時に感じるのは、その画質の差です。写真や動画など一見同じようなスペックなのですが、手ブレ補正性能に圧倒的な差がありますよね。
GoProもかなり良い手ぶれ補正性能を持っているのですが、あくまで電子的な手ブレ補正なのでどうしても映像が荒れてしまう時があります。
それがOsmo Pocketでは、ない。物理的に手ブレ補正をしてくれているので、動画を撮影してみると画質がかなり良いように見えます。
それでいて操作面もOsmo Pocketの方がスルスルと動くので、防水・耐衝撃性能に目を瞑ってもOsmo Pocketの方が推せます…!
↓Osmo PocketとGoPro HERO7 BLACKの画質比較動画
Osmo PocketとRX0 IIとの比較
画質面について、単純に考えればRX0 IIの方が有利なはず。ですが、電池もちの悪さと動画撮影時のフォーカスの問題でOsmo Pocketの方が使いやすいと感じました。
体感値として、RX0 IIはOsmo Pocketの半分くらいしか電池が持たない印象です。これではとてもじゃないけどVLOG用には使えない…。
ちなみに動画撮影時の画質面についても軽く比較してみましたが
動画撮影時にはほぼこの2機種に差を感じませんでした。なんならOsmo Pocketの方が色は好きかもしれません。
物理的な手ぶれ補正は付きカメラは強い
以上が僕の見解。やっぱりOsmo Pocketが強かったです。そもそもかなりコンパクトなのに物理的に手ブレを補正しちゃうってのが強すぎるんですよね。
普段水の中では使わない僕にとっては圧倒的にOsmo Pocketが優秀に感じました。
かなりOsmo Pocketをベタ褒めしてしまいましたが、他の2機種はもう使わないかと言うとそういう訳ではありません。
あくまでVLOG用途としてはOsmo Pocketがいいなと思いましたが、GoProのタイムワープはこれからも使うし、RX0 IIの手軽な写真性能は惹かれるものがあります。
それぞれの用途に分けて、しっかりと使いこなしていきたいですね…!