台湾の高級ホテルと聞いてまず最初に名前が挙がるのが、5つ星ホテルである「マンダリンオリエンタル 台北」であることは間違いない。
お値段はしますが、それ以上の設備・サービスが備え付けられている素晴らしいホテル。先日、そんな高級ホテルに泊まってきました。クリスマスなのでたまには贅沢を…と。
部屋を含め、行き届いたサービスは素晴らしいの一言。どの設備・サービスをとっても個人的には満点をつけたいところですが、満点以上の満足感があったのが朝食。
ここまで豪華でおいしい朝食はいただいたことがなかったので、記事でも紹介させてください。
広く高級感を全身で感じるダイニング
マンダリンオリエンタル台北の朝食会場は5階にある『Café Un Deux Trois 』 という名前のダイニング。
入口で受付を済ませると、見事な照明と装飾で彩られたダイニングが姿を現します。鏡面仕上げの天井が目立ちますが、すぐ目につくところはモダンシンプルに整えられていて落ち着く空間となっています。
7時ごろに行けばまだ人もあまりいないので、この広い空間をほぼ独り占めできます。
半個室のようなスペースもありました。
今回はこちらのスペースを広々と使ってマンダリンオリエンタル台北の朝食を全身で堪能します。
食べきれないほどの種類を、ビュッフェスタイルで
席が決まったら早速料理を取りに行きましょう。
マンダリンオリエンタル台北の朝食はビュッフェ形式。自分の好きなものを好きなだけいただくことができます。もちろん、味はどれも素晴らしい。
まずはおかずのゾーンから見ていきます。朝からがっつり食べるのが台湾スタイル。(だと思っています。)
各メニューは日本語での表記がありますので、迷うことなく料理をとりわけられます。
おかずはほかにもソーセージのコーナーや
日本食のようなコーナーもあります。長期滞在の際は現地の味付けに飽きてしまうことが時たまあるので、こういった母国の味をこの場でいただけるのは非常にありがたい。
とりあえずお腹がすいたので早速ちょびっとずつ取っていただきます。あまり取りすぎるとたくさんの種類を食べられないので、ちょっとずつ。
見た通り。どれをとっても美味しいんです。おかずは味つけがしっかりとしているし、ソーセージはぷりぷり。
どれもしつこくなく食べ進められました。食べ終えたらすぐさま次の皿へ。
チーズ類・サラダ・パンも充実
おかず系が充実しているのはもちろんですが、サラダ・チーズ類・パンなどもチェックしきれないほどの種類があります。
こちらがサラダコーナー。新鮮な野菜が奥に見えます。
チーズ類・乳製品も充実しています。朝からこんなに大きいチーズが並んでいるとは…お好きな方はハムやサラミと一緒にいかがでしょうか?
写真の手前にあるのは自家製のヨーグルト。甘みは少なく、しっかりとした酸味が特徴的な大人の味わいでした。
パン派の人は嬉しい。15種類程度のパンも並んでいます。
食パンやフランスパンなどだけではなく、パン・オ・ショコラなどの菓子パンも充実しているので、食後のデザートとしても良いかもしれません。
シェフがその場で作るオムレツが最高
日本食スペースの奥にあるキッチンスペースがさっきから気になっていました。どうやらここではその場でシェフがオムレツを作ってくれるとのこと。
具材はサーモンやチーズ・トマトなど、数種類から好みのものを選んでオーダーします。
今回のオーダーはサーモンとチーズ。
その場で作ってくれるオムレツってなんでこんなにおいしいんですかね。ふわっふわで、中から固まりきっていない卵がとろっと出てきて次から次へと箸が伸びてしまいます。
同じスペースではヌードルもオーダー可能。
朝からヌードルかとは思いましたが、食欲が増してきた所で食べ始めると箸が止まりません。あっさり目の味つけがどんどん胃を大きくしてくれている感じがします。
ほかにもエッグベネディクトなどをいただいたり、
台湾の朝食の定番であるお粥もペロリと食べてしまったり。
自分で好きなようにカスタマイズできるので、ついついあれもこれもと取ってしまいます。
お腹が膨れてきたら、デザートを
ある程度お腹が膨れてきたらデザートへ。マンダリンオリエンタル台北の朝食はまだまだ終わりません。
10種類以上も並べられたフルーツから好きなものをいただきます。ザクロなどはまるごとおかれていますが、これもそのままガブリといただけます。
個人的にはパッションフルーツがすごく好みでした。
日本ではあまり食べなれないフルーツですが、その酸味と種のプチプチ感が朝の頭をすっきりとさせてくれます。
思いの外おいしくなかったのはグァバ。ジュースにするとおいしいのですが、そのまま食べるには触感があまりよろしくない。初めて食べましたが、こんなにジャリジャリとしているもんなんですね…
さて、話をデザートに戻します。ちょっと気になったのがこちら
これ、はちみつです。
この状態で置いてあるはちみつ、見たことありませんでした。巣がそのまま箱に入っていて、そこから生のはちみつが器に落ちています。度を超えた新鮮。
おそらくグラノーラと一緒に食べる用のものなのでしょうが、あまりの興味ゆえにそのまま取っていただいてしまいました。
甘く、どこか花のような香りがふわっと口に広がります。安いはちみつにありがちな、いやな雑味はまったくありません。これもいつまでも食べ続けていられます。
その他、ワッフルやケーキなども充実していまして、おなかいっぱいにも関わらずとってきてしまいました。もちろん、ペロリとおいしくたいらげましたが。
紹介しきれないほどの満足感
最後は珈琲と紅茶でゆっくりと過ごします。
こんなにたくさん食べて、こんなに写真を撮ってもたぶん半分程度しか紹介しきれていないと思います。そのくらい充実している、驚きの朝食。
もちろん、満足度も今までの朝食で感じたそれとは一線を画していたので、記事にしてみました。
台湾といえばたくさんのグルメがあるはずですが、ここの朝食の満足度が高すぎて、他の店への欲が少し薄れたのも良い思い出。
メニューが変わったとき、また行きたい。ちょっとくらい高くても、これだけついているなら納得できる最高の朝食でした。
↓マンダリンオリエンタル台北の部屋などの様子は動画になっていますので、こちらをご覧ください!