ここからは道後ややの食事についてご紹介したい。サービスの良さというのは道後ややの一つの推しポイントではあるのですが、一番推したいのは食事。
本当に美味しくて満足度の高い食事がいただけるのです。
鯛めしが無料で
道後ややで思わず「すげー!」と口から漏れてしまったのは、一階エレベーター前にある「おもてなしデスク」という無料の軽食提供スペースを発見した時。
時期や時間帯によって提供されるものが違うのですが、いちいちほしくなってしまう軽食が用意されています。
僕の行った時は
- みかん・・・6:00~11:30
- 飲むみかんヨーグルト・・・15:00~19:00
- 豚汁・・・19:00~
- 鯛めしのおにぎり・・・23:00~
のようなスケジュール。もちろん4種類ともいただきます。
特にたい飯はマスト。愛媛県といえばみかんのイメージはありますが、実際に行ってみるとみかんの他にたい飯をめちゃくちゃ推している様子が伺えます。
たい飯おにぎりは小分けになっているのでサクッと食べられるのも魅力。
みかんの有名な地域なのに意外とみかんを食べていないことに気がついたので、朝にはみかんをいただいておきました。
甘くて美味しくてもう最高。
この上なく満足できる朝食
ここまででもう満足度がめちゃくちゃ高いのは伝わっているかもしれませんが、道後 ややの一番の売りはね、朝食なんです。そもそも僕は朝食なんてそこまで毎日たべているような人間ではないのですが、本能的に「これは食べないと!」と思ってしまう質と量。
数十種類にわたるサラダやおかずなどはビュッフェ形式。
ハンバーグやから揚げ、じゃこ天などは専用のシートで注文できるようなシステムとなっています。全部食べたいけど種類が多すぎてとてもじゃないけど食べられないことを見た瞬間に悟れます。
とりあえずわんさか盛ってみることにしましょう。
オレンジジュースは自分で生絞り。食材もすべて盛って…
じゃじゃん!これでもたぶん4分の1の種類も盛れていないんじゃないかな…?おかずもサラダも東京で食べるその辺のビュッフェよりも断然おいしい。
特におすすめしたいのは卵かけご飯。
3種類の卵から好きな卵をチョイスして食べることができます。愛媛の高級卵「美豊卵」ももちろんチョイス可能。
卵はキンッキンに冷やされている。…この姿にめちゃくちゃそそられるのは僕だけですかね…?どれもチョイスしがたい・・・のですが、前日に美豊卵と紅花卵卵は食べていたので、その時になかったインカの卵にすることに。
ほらこれ見てくださいよ!なんかちょっと青っぽいんです!!…なんか神秘的な感じしませんんか?こんな青っぽい卵なんて見たことがなかったので完全に見た目で持ってかれてしまいました…インカの卵は卵独特の臭みみたいなのがないらしい。
ということで早速いただきます。
あ〜〜〜やばい、今見てもうまそう…卵かけご飯用の醤油としじみ醤油の2種類が置いてあったので、迷わず美味しそうなしじみ醤油をチョイスしたのですが、これが正解。
インカの卵は濃厚ながらどこかすっきりした味わいで、このしじみ醤油との相性が良いのである。これ以上の卵かけご飯ってある?僕は知らない。
だいたいおなか一杯になったところで最後のフレンチトーストへ。このフレンチトーストができたてのほっかほかのふっわふわの暴力をふるってきます。
口の中でふわふわが爆発。それをやさしく包み込む生クリームとメープルシロップが最高以外に表現できない。参りました…
価格設定の誤りを指摘したくなる
時期も多少関係あるかもしれませんが、これだけのサービスがあって一泊一人1万円以下。東京ならこのクラスの朝食を食べるだけで数千円はくだらないと思います。
まさに愛媛でしかできないことを強みにして全面に攻めてきている。ホテルの従業員の方も地域のことを親切に教えてくれるのでつい仲良くなってしまいました。「マジでこんなに安くていいんですか?」と聞いたのですが、満面の笑みで「もちろんです!」と言ってくれて、僕のほうが面喰らってしまった。
次に道後温泉に行くという友人がいたら真っ先に進める。いや、実はもう会社の同僚には勧めまくってしまいました。そのくらい本当にいい宿だったのです。