ブログ運営において、サーバー選びは大事な要素の一つ。
僕はブログを始めるという方には「サーバーは土地、ドメインは住所」という紹介をしています。土地が安定していないと安心して住めないのはブログも一緒。
有名なレンタルサーバーは、昔web制作会社で働いていた時にほぼ全て試しているので、その時の経験を生かして自分のサイトには信頼できるサーバーを使うようにしていました。
…そのはずなのですが、先日急にサーバーの調子が悪くなってしまいまして。サイトが消えてしまうのではという不安から、サーバーを移行することに決めました。
移行することに決めたのは、2018年の9月にスタートしたばかりの新サーバー「ConoHa WING」でした。
今回サーバーを移行することになった経緯
今回サーバーを移行することになったのは、以前つかっていたサーバー「mixhost」の調子が悪くなってしまったから。
mixhostは比較的新しいサーバーながら基本性能が高く、何より反応速度が速いということで好んで使っていました。価格は月額980円からとかなり安く、使い勝手の良いサーバーだったのでしばらくは満足していました。
…なのですが、突如調子が悪くなってしまったのです。
月に1〜2回程度サーバーが落ちてサイトがエラーになってしまったり、夜になると管理画面にログインできなかったり。
非公式ですが、下記のTwitterアカウントを見ていただいてもわかる通り、かなりの頻度でサーバーがダウンしています。(12月に入ってからは更新が途絶えてしまっています)
https://mobile.twitter.com/mixhost_monitor
ここまでサーバーに障害が出るとさすがにブログ作業に支障が出てしまう…ということで別のサーバーに移行することを決意しました。
ConoHa WINGをえらんだ理由
サーバーはmixhostの前に使っていた「wpx」に戻そうかと思っていたのですが、絶妙なタイミングで新しく出てきたConoHa WINGの存在を知りました。
はじめは揺らぐ気持ちはなかったのですが、心惹かれる素晴らしい機能が搭載されていることを知ってしまったのです。
サーバーの処理速度が国内最速
ConoHa WINGは2018年の9月にスタートしたサーバーなのですが、その時点で、国内最速の処理速度を誇るレンタルwebサーバーであることが調査で証明されています。
「国内最速」という言葉はどこかで聞いたことあるようで半信半疑ではありますが、賭けてみる価値はあるなと。
処理速度ランキングでは2位と2倍の差をつけているということで、そういわれると一度体験してみたくなってしまいます。
ほかのサーバー利用者に左右されない、リザーブドプラン
ConoHa WINGでは通常のプランとは別に「リザーブドプラン」というものが用意されています。
一般的なレンタルサーバー・ConoHa WINGの通常プランの場合、サーバーのCPUやメモリは他のサイトと共有されています。すなわち、他のサイトに大きな負荷がかかってしまった場合、自分のサイトの処理も遅くなってしまうということ。
これがリザーブドプランなら、プランによって一定のメモリとCPUの割り当てが保証されているので、他サイトの影響を受けることがありません。
今までこのような安定稼働を推しにしたサーバーはあまりなかったので、かなり魅力に感じました。
自動バックアップでの安心感
ConoHa WINGには自動バックアップの機能も搭載されています。
バックアップは1日に一回。下記のデータがバックアップとして保存されます。
- webサイト
- メール
- データベース
データの保存期間は14日間。つまり万が一誤ってサイトのコードをいじってしまっても、14日前の状態までなら元に戻すことができます。
データベースやwebファイルの復元には一回5,000円程度の費用がかかりますが、バックアップ自体は無料で取得してくれるので万が一という時に安心です。
サービスに対して安い料金
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム | リザーブド |
---|---|---|---|---|
月額 | 1,200円 | 2,400円 | 4,800円 | 1,500円~ |
時額 | 2.0円 | 4.0円 | 8.0円 | 2.5円~ |
ConoHa WINGのサーバー料金は月額換算で1,200円から。
現在は低価格なレンタルサーバーも多く存在するため若干高く感じてしまうかもしれませんが、紹介したようなサービスを鑑みると安い方ではないかと思います。
また、ConoHa WINGの料金体系はレンタルサーバー業界では特殊な時間課金制をとっています。最低契約期間の縛りなどもなく、執筆時点での初期費用も無料であるため
「試しに契約してみようかな…」
みたいに気軽にスタートできるのはいいところですね。
サーバー移行後に感じた、ConoHa WINGのいいところ・気になるところ
そんな様々な理由がありましてサーバーをConoHa WINGに移行したのですが、どんなスペックを語られても実際にどうだったのかが気になるところ。
ということで一ヶ月弱使ってみて感じたことをまとめてみます。
速度は十分
速度に関しては十分。もともと前のサーバー自体もかなり速かったので実感値としてはそこまで差はありませんが、若干管理画面の表示速度が速くなった気はしています。
wpxにも別のサイトを置いているので、試しにPage Speed Insight で測定してみたのですが、
サーバーの応答時間の部分で結構な差が出ました。もちろん運営しているサイト自体が違うし設定も違うので一概に比較できないかもしれませんが、速いということは間違いなさそう。
国内最速は伊達じゃないのかも。
サーバー障害などは一切ない
当たり前かもしれませんが、現状サーバー障害などは一切ありません。
まだ一ヶ月程度しか使っていないので、今後ずっと同じようにサーバー障害がないという保証はありませんが、今まで使っていたサーバーが障害だらけだったので感動しています。笑
サーバー管理画面が見やすい
サーバーの管理画面が見やすいのもConoHa WINGの良いところなんじゃないかなと思っています。
管理画面が見づらくてどこから何を操作できるのかが全くわからないレンタルサーバーなんかがある中で、この操作画面はありがたい。
どこかPC版Google Analyticsに似ているUIは、サイト運営者にとっては非常に使いやすいんじゃないかなと思います。
機能的にも
現在かかっているサーバー費用が見れたり
「サイト管理」の項目からサイトのセキュリティなどの設定が確認できます。
先日の海外旅行の際には「海外アクセス制限」でwordpressのダッシュボードにログインできない事象が発生しましたが、すぐにConoHa WINGの管理画面にログインして解除出来ました。
慌てることなく対処できたのはこの見やすい管理画面のおかげもあると思います。
サポートは、まだ平日だけ
一つ気になっているのは、サポートについて。
これは他のサーバーでも当てはまるところがあるかもしれませんが、電話サポートなどが平日しか行われていません。
メールでの問い合わせも、土曜に送って返信が月曜日だったのでおそらく平日しか稼働していないんじゃないかなと思います。土日のサーバー障害の時にすぐに問い合わせができないのは若干不安。
この点についてはどうにか土日も対応できるようにしてほしい…!
ちなみに、バックアップは土日でも「サーバー管理」のタブから1クリックで復元することができるので、サイトエラーなどの場合は問題なく修復できるようになっています。
時代の流れに応じて、新しいサーバーを
時間課金やリザーブドプラン。今までのレンタルサーバーにはなかった料金体系や機能を搭載したサーバーが出てきました。
サーバーは長く使っていると愛着も湧くのでなかなか新しいものに移行する気にはなれないかもしれません。それでも時間は流れていて、技術も進化してサーバーも進化しています。
ちょっとでも今のサーバーに不安を感じているなら、新しい技術を持ったサーバーに乗っかってみるのもありなんじゃないかと、僕は思います。
画像引用:> ConoHa WING