朝ごはんを食べなくなってから、もう10年以上経っていると思います。
高校生くらいまでは毎日、おじいちゃんが作ってくれた濃いめのお味噌汁を内緒で薄めながら食べて学校に行っていました。
大学生になると朝起きるのも遅くなることが多くなり、自然と朝ごはんを食べるという習慣がなくなっていきました。
そんな僕が突如朝ごはんを食べたくなったのには、一つの漫画が関わっています。『いつかティファニーで朝食を』という漫画です。
ここで出てくる朝食が美味しそうで、先日仲間を集めて朝からちょぴり遠出をしてきました。間違いなく、ここ1~2年で一番気持ちの良い朝だったと思います。
朝7:34 御成門に降り立つ
集合は7:30。
全員安定して10分〜20分の遅刻。僕は4分遅れたはずなのですが2番目くらいの到着になっていました。寝坊してもみんな何事もなかったかのように
「おはよ〜」
と陽気に登場してくる。そういう気を使わないところ、好きです。
御成門から朝食会場に向かう際には右手に東京タワーが見えます。高い建物がなく、あまりに綺麗に見えてしまったので思わずパシャり。
ちょうど工事で青いネットがかかっているのが妙にかっこよく見えます。
朝食は「Le Pain Quotidian(ル・パン・コティディアン)」で
朝食をいただく場所は芝公園にある「Le Pain Quotidian(ル・パン・コティディアン)」。
フランス語で「日々の糧」という意味の店名を持つ、ベルギー発祥のベーカリーレストラン日本1号店です。
想像よりもずっと開放感のある店舗。
テラスも良い光が入り、素敵な感じです。
このお店は、実は冒頭でご紹介した漫画『いつかティファニーで朝食を』の第1巻で紹介されているお店なのです。せっかく朝ごはんを食べるなら漫画に乗っているお店を、ということでやってきました。
芝公園なんてなかなか来ないから、またそこが良い。
パンの良い香りが漂う店内
一歩店内に入ると、たくさんのパンがお出迎え。広い店内にぎっしりと並んでいます。パンの良い香りがふわっと広がり、思わず深呼吸をしたくなりました。
カフェ席はさらに一歩奥にあります。開店してから10~20分しか経っていないはずなのに、もう席が埋まり始めています。やっぱり朝食が人気なのでしょうか。
朝早く起きたおかげで、もうお腹はペコペコ。
「漫画ではどの席座ってる??」
「どれ食べたらいいのかな!」
なんて話をしている時間がもう楽しい。
漫画の中では「ブレックファーストバスケット」「ハム&グリエールチーズのオムレツ」を頼んでいたので、それに加えてちょっとずつ好きなものを注文します。
とろりとろける卵と、ふわふわのパン
料理が来たら少しだけ写真を撮って、さっそくいただきます。
パンはしっとりふわふわ。外の皮はパリッとしていて、一口食べると小麦の香りがふわっと広がります。バスケットだと数種類のパンが食べられて、口の中が楽しくなります。
Le Pain Quotidian(ル・パン・コティディアン)にはジャムバーがあって、好きなパンに好きなジャムをつけて食べることができます。
7~8種類のジャムが常に用意されていて、悩んでしまいます。くれぐれも取りすぎには注意を。
一緒に頼んだエッグベネディクトは、卵を割ると黄身がトロリと流れて来ます。この瞬間が一番心踊る。
みんないい顔して食べますね。見ているこちらも楽しくなります。
特においしそうに食べていたのが佐田さん。
「僕本当にゆで卵大好きで…」
と言っていたのですが、予想の5倍くらい美味しそうに食べていました。
朝にしか見れない、表情がある
朝食にスポットを当て、朝活ブームの火付け役となった漫画に僕もまんまとやられて、芝公園まで来てしまいました。
そこには僕の想像の数段気持ちの良い朝があって、普段は見れないみんなの表情がありました。ロケーションも料理も、みんなの気持ちも全てがあって今回の朝食が成り立ったな、と感じています。
また、みんなでワイワイ話しながら朝食を食べに行きたいと思います。最高の朝食探しの旅は、まだ始まったばかり。
店名 | ル・パン・コティディアン 芝公園店 (Le Pain Quotidien) |
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住所 | 東京都港区芝公園3-3-1 東京プリンスホテル |
電話番号 | 050-5594-5271 |
営業時間 | 7:30~22:00 (21:00 L.O.) |
最寄り駅 | 御成門駅 |
食べログ | ル・パン・コティディアン 芝公園店 (Le Pain Quotidien)[食べログ] |