最近のSonyの猛攻がすごいですね。2018年のCP+ではSonyのブースが大きいということでTwitterでは話題になっていました。
そんなSonyからついに最強のベーシックモデルであるα7Ⅲが発表。シュンスケさんがX-H1との比較をしていたシュンスケさんがX-H1との比較をしていたので、僕は持っているα7RⅡとの比較をしたいと思います。
↓結局α7IIIを購入しましたのでレビューしています。
最強のベーシックモデル α7Ⅲ
α9と、α7RⅢとプロ仕様の最強ミラーレスが発売されましたが、今回はベーシックモデル。ベーシックモデルとはいえ、性能的には完全にプロ仕様といってもいいレベルとなっていますね。
こちらが公式の動画
・・・質感とかも含めてめっちゃかっこいいですね?
α7RⅢやα9と比較しても性能が劣るのは当たり前。では前バージョンのα7RⅡとの性能差はどうなのか。型落ちとなっているα7RⅡは価格も同程度まで下がっているはずなので、十分比較に値するでしょう!
ということで早速比較でございます。
基本性能はα7Ⅲが一枚上手
名前 | α7Ⅲ | α7RⅡ |
画素数 | 有効2,420万画素 | 有効4,240万画素 |
ISO | ISO100〜51200 | ISO100~25600 |
AF | 像面位相差AF 693点 | 像面位相差AF 399点 |
連写性能 | 10コマ/秒 | 5コマ/秒 |
手ぶれ補正 | あり(5軸) | あり(5軸) |
AF観測点や連写性能などはやぱりα7Ⅲの方が一枚上手。というか盛りすぎです。
AF性能などは確かに魅力的ではありますが、実際にそこまでの性能が必要不可欠かというと・・・微妙なところですね。今のα7RⅡの連写機能でさえほとんど使っていないですし、AFも十分だと感じています。
α7Ⅲの方が微妙に軽く、バッテリーはめっちゃもつ
α7Ⅲ | α7RⅡ | |
---|---|---|
重量 | 565g | 582g |
撮影可能枚数 | 710枚 | 340枚 |
上の表を見ていただければわかる通り、α7Ⅲの方が若干軽くなっています。10gなのでほとんど体感できる差ではないかもしれませんが、それでも軽いに越したことはない。
にも関わらず、バッテリー寿命は2倍以上となっています。これはα9やα7RⅢで採用した大容量バッテリーのおかげ。今のα7RⅡでは旅行で1日撮影すると電池が切れてしまうので、旅行には2本のバッテリーを持って行っていますが、その手間を省けるのはいいね・・・
また、モバイルバッテリーからの充電はMicro USBではなくType-Cとなっているので、従来よりも充電速度がアップ。バッテリーを気にすることはほとんどなくなるのかもしれません。
動画性能もα7Ⅲの方が上
僕がα7RⅡで難点として考えていたのが動画性能。α7RⅡの動画性能については下記の記事で詳しく記載しています。
抜粋してα7RⅡの動画性能を表にするとこんな感じ。
記録方式 | 記録画素数 | フレームレート |
---|---|---|
XAVC S 4K | 3,840×2,160 | 30p,24p |
XAVC S HD | 1,920×1,080 | 60p,30p,24p |
XAVC S HD | 1,280×720 | 120p |
これがα7Ⅲでは
記録方式 | 記録画素数 | フレームレート |
---|---|---|
XAVC S 4K | 3,840×2,160 | 30p,24p |
XAVC S HD | 1,920×1,080 | 120p,60p,30p,24p |
こうなる。つまりですね、フルHDでスローモーションが撮影できるようになってしまったということでございます。。
また、α7RⅡではなかったフルサイズ領域で画素加算のない全画素読み出しにより4K動画の画質が向上していたり、S-Log3にも対応しているという・・・・もう完全に動画もプロ仕様にしてきましたね。
α7Ⅲではデュアルスロットなどの機能も満載
比較していると悲しくなるくらいα7RⅡの優位な点が見えてこない・・・α7Ⅲはα9と同じくデュアルスロットを搭載。片方はUHS-Ⅱにも対応しています。
またおそらくですが、前機種から実装されている「モニターを持ち上げるとファインダーへの自動切換えがオフになる機能」もついているはず。α7RⅡだとローアングルで撮影するときにファインダーのセンサーが反応してディスプレイがブラックアウトする事象が起きていましたが、おそらくそれがなくなるでしょう。この機能めちゃ欲しいんですよね・・・
α7RⅡのほうが優位だと感じる点
ここまでα7RⅡのほうがあらゆる点で負けている感じがしますが、実際にα7RⅡのほうが優位だと感じる点はあるのか。そこのところも少し調べてみました。
画素数はやっぱり多いほうが良い
まずは画素数。α7RⅡは4,240万画素で、α7Ⅲは2,420万画素。当然のことながら、画素数が多いほうが写真は精細に写ります。
通常利用する場合は2,420万画素でも十分なのですが、クロップを前提に考える場合は話が変わってくる。僕の場合はα7RⅡに18-105mmのAPS-Cセンサー用レンズを装着しています。
このレンズは動画の撮影用に購入したのですが、可能であればそのままスチル撮影もしたい。APS-Cセンサー用のレンズを利用する場合はクロップされるので、画素数は半分となってしまいます。
そう考えるとα7Ⅲの総有効画素数2,420万という数値は、僕にとってはちょっと物足りなく感じました。
防塵・防滴性能
防塵・防滴性能はα7Ⅲにはついていない。これは明白な差ですね。
普段使いの時にそこまで雨の中撮影するかは微妙なところですが、万が一を考えるとあったほうがいい機能に違いない。先日雪の中撮影したときもカメラびちょびちょになりましたしね・・・
画素数問題が解決できれば購入してた
さすがSony。新しく出すカメラはどんどんスペックが良くなるね。あとは、はたして自分にとってそのスペックが必要かどうか。僕自身は今回は・・・必要ないかな。新しく買うならα7Ⅲをおすすめしますが、僕はAPS-Cのレンズを買ってしまっているので買うとしてもα7RⅢとなりそうです。
とはいえすぐに買える値段では・・・ないなぁ・・・
α7RIIIとα7IIIも比較してます!
本記事ではα7RIIIとα7RIIの高画素機同士での比較を行いましたが、最新版のα7IIIとの比較も別の記事で書いています。
気になっている方はぜひ見ていってください!