本日も”Webledge“をご覧いただきありがとうございます。管理人のけーすけ(@webledge_blog)です。
人生二度目の海外。日本での旅行は数あれど、なかなか海外に出向く気になりません。その理由の一つが「言語」であることは間違いない。
最初にイタリアに行ったときは大変でしたよ。拙い英語は伝わらないし、WiFiも借りずに行ってしまったのでGoogle翻訳もできない。
そんな経験もあって海外に行くのをちょっとためらっていたのですが、今ではWiFiもいらない即時翻訳機があるらしい。テレビなどでも話題となっているらしく、今回はその即時翻訳機「ili(イリー)」を手にして韓国に行ってきました。
WiFiのいらない即時翻訳機「ili(イリー)」
こちらがテレビなどでも話題になっているという即時翻訳機「ili(イリー)」でございます。今回はdrip経由でログバー様から一つお借りして韓国に行ってきました。
そもそも何年か前からこのili(イリー)という翻訳デバイスは貸し出しを行っていたようなのですが、今回、新型機にバージョンアップするということで、一足先に体験をさせていただきました!
非常にコンパクトな筐体で、なによりめちゃ軽い。公式発表で本体重量42gということなので、持っていてもほとんど重さを感じないレベル。
旅行中、首から下げて持ち運んでいましたが負担は全くと行っていいほど感じませんでした。むしろ「あれ、つけてたっけ?」とちょっと心配になるレベル。
ili(イリー)の外観や付属品をチェック
サクッと外観や本体の付属品などをチェックしていきます。
箱の中身
- ili本体
- ストラップ
- 説明書
- USBケーブル
箱の中身はいたってシンプルですね。説明書もありますが、正直iliにはボタンが3つしかないのでささっと流し読みする程度で操作はすぐに理解できると思います。
ストラップは首が大きい人でも入るように大きめ。USBケーブルはMicro USB対応で、モバイルバッテリーなどでも充電が可能となっています。ただ、ACアダプター自体は付属していないので、海外に行くときには持参する方が無難でしょう。
各スイッチの説明
iliにはスイッチが3つしかないので、それぞれ簡単にスイッチの役割などを説明していきます!
メインスイッチは認識・再生
真ん中にあるのがメインボタン・・・と僕は呼んでいます。ここを長押ししている間は言語(日本語)の認識が可能。
押している間に翻訳したい言葉を喋って、指を離すとすぐに翻訳後の言語が再生されます。最短で0.2秒!平均すると1秒前後で翻訳してくれます。遅いと感じる瞬間はなかったので、違和感なく話せるくらいと思ってくれるとわかりやすいと思います。
また、相手が聞き取れなかった時の為にこのスイッチをもう一度短く押すと、翻訳後の言語(今回は韓国語)をもう一度再生できます。
ちなみにメインスイッチの上に「i」が反転したような穴がありますが、そこがマイクで、裏面に再生のスピーカーがついています。
電源・スリープボタン
右の側面には2つスイッチがあります。2つのうち、上のスイッチが電源・スリープボタン。
短くスイッチを押すとスリープのON/OFFができます。iliは長時間未使用の場合は自動的にスリープモードに入るようになっているので、しばらく使わなかった場合はこのボタンを押すとスリープが解除されます。(先ほどのメインスイッチを押しても解除可能)
10秒程度長押しすると電源のON/OFFができるようになっているのですが、新型iliの電池はかなり長寿命(約3日間持ちます)となっているので、それを考えるとほとんど使わないかもしれません。
日本語の認識再生ボタン
右側面のボタンのうち、下のボタンを長押しすると言語の切り替えができます。
今回お借りしたiliは日本語から韓国語・中国語・英語の3種類を切り替えることができるタイプでした。長押しするたびに「韓国語→英語→中国語→韓国語→・・・」とループする仕組みとなっています。
ただ韓国に行っている時は韓国語への翻訳しか利用しなかったので、実際に活用するのは飛行機内など、シチュエーションが変化した時かなと思います。
また、このボタンを短く押すと前回自分が話した日本語がどのように認識されているかを再生し、確認できます。あらかじめ伝えたい日本語を認識し、確認しておいてからメインボタンで現地の人に伝えるようにすれば、翻訳ミスなども確認できて安心ですね!
ili(イリー)の特徴
翻訳は片方からのみ
iliの翻訳は片方からのみです。この記事を見ている皆様は日本語を話す方が多いと思いますので、おそらくiliを借りたら
日本語 → 〇〇語
にしか翻訳できない仕様になっています。実際、双方向に翻訳できたら便利なのに・・!とかちょっと思っていたのですが、その必要はあまりないかも。
双方向に翻訳できたって、そもそもiliの使い方自体を伝えるのが難しいですもんね。使い方を説明できたとしても時間がかかってしまい、スムーズにコミュニケーションが進まず、旅行のシーンでは適さないかも・・・と感じました。
翻訳の精度はめちゃくちゃ良好
翻訳の精度はめちゃくちゃ良好です。
ここはかなりこだわって作ったらしい。ili自体、旅行用に特化して作られています。
例えば”高い”という言葉には「背が高い」「金額が高い」などいくつも種類がありますが、曖昧な表現を翻訳した場合、iliでは旅行で一番使われるであろう「金額が高い」で訳されます。
つまりは意訳でもある程度ニュアンスで翻訳してくれるということ。
また、自分の日本語をリピート再生してもほとんど100%で合っていたので、集音能力もかなり優秀なんだと思います。
電池は3日間持つ(新型から)
今回の新しいiliの大きな変更点は電池持ち。
前のiliでは1日(通常運転していると8時間くらい)が電池持ちの限界だったのですが、今回の新型では3日間も電池が持つようになっています!僕が行った1白2日の旅行では全く電池がなくなるそぶりを見せなかったので、「充電する」という考えすら浮かばないレベル。
使わなければ自動的にスリープ状態に移行するので、普通に使えば5日間くらいは持つのではないでしょうか。
ついつい忘れてしまう充電も翻訳機となると死活問題。大事をとって3~4日に1回充電して十分事足りるという安心感、これは嬉しいですね。
通信の必要がない
これもね、大事。iliはWiFiなどの通信が必要ないのです。
僕の場合はSIMフリー機なのでいざとなったらネットで・・・!ということもできるかもしれません。ただ意外と海外のネット環境は悪かったり、ルーターも電池の心配などがあります。
iliは通信環境が必要ないので、例えば地下や飛行機内でも利用が可能。「あれ、ここ電波あるっけ?」とイチイチ確認する必要がないのは幸せです。
実際に使ってみた感想など
韓国は基本的に英語や日本語が通じる人が多い。
「よっしゃーili(イリー)を使ってみるぞー!」と意気込んでも日本語をiliに吹き込んでいるときに回答が得られます。笑
ただ、これは明洞での話。実際明洞を少し離れると、日本語や英語が急に伝わりにくくなります。なので、基本的なところは日本語や英語で話し、通じない部分はiliで・・・という使い方が僕にとってはしっくりときました。
実際使ったところでいうと、カフェで甘いものを飲みたい時「甘くてオススメの飲み物はありますか?」とiliに吹き込んで助けてもらいました。
ただコーヒーを飲みたいのであればいいのですが、せっかく異国のカフェに来たのですから、その地特有の飲みものが飲みたいじゃないですか。
そしてでて来たのがこの「グレープフルーツティー」です。日本ではあまり飲んだことのない味。甘いんだけどグレープフルーツの果肉で口の中がスッキリ。これが非常に美味で、満足でした。
すぐに翻訳できるっていいね
Google翻訳とかとも比較してやろうと思ったのですが、異国の地では難しかった。
大雑把な日本語や英語はなんとか通じてしまうが故に、翻訳機を出すのはどうしても伝わらない時。伝わらなくてどうしていいかわからない時にスマホを出してアプリを立ち上げて・・・ってやっている暇はありませんでした。
そういう切羽詰まった場面では、多分電波があってもiliがなかったら僕は伝えるのを諦めると思います。先ほどご紹介したカフェの件もコーヒーで我慢していると思う。ささっと出してささっと伝える。そういうのができるって便利だなぁと素直に感じた2日間でした。
12月6日から先行発売開始!
ili(イリー)は今までレンタルのみしか受け付けていなかったのですが、今回の新型iliから一般発売を開始するようです。価格は先行発売価格で16,800円(税抜)。
今までのレンタル料金は、5日間で4,000円程度(2日間だと2,000円程度)かかってしまっていたので、今後海外旅行に行く予定のある人は買ってしまった方がお得かもしれませんね!
短い旅行を何度か繰り返すみたいな方であれば一つあると便利かと思いますので、気になる方はチェックしてみてください
実際のシチュエーションやコツなどは別の記事で
今回はざっくりとした使い方や感想などがメインでしたが、実際の使ったシチュエーションやコツなどは別の記事でご紹介しています!そちらもぜひご覧くださいー!
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