みなさん、湯河原って行ったことがありますか?箱根とか熱海はあるのに、名前は聞くのになぜか僕の周りで「行ったよ」という声が聞こえてこないこの湯河原という温泉地。
今月どこに行こうかと会社から帰宅後一息ついたタイミングでるるぶをパラパラしていると目に留まった地でもあります。アトラクションなどが特別多いわけではありませんが、比較的交通の便も良くて宿もすばらしいところが多い。
なんかゆっくりしたい僕にぴったりな気がするぞ!ということでさっそく予約をして、今は湯河原でのんびり足湯に浸かっています。
万葉公園を通り抜け、独歩の湯へ
湯河原駅って何があるんだろうと色々見ていたのですが、どうやら温泉というより”足湯”のほうがたくさんあるみたい。宿の方からもおすすめされたので、そこまで言うなら行ってみようじゃないか。おすすめの「独歩の湯」へ。
独歩の湯がある万葉公園までは湯河原駅からバスで15分程度。「公園入口」というバス停から向かいます。
万葉公園に入って独歩の湯へ行くまで、5分の道のりは自然をもろに浴びることのできる世界。空気がとてもきれいです。公園を入ると上下に道があるのですが、下道を通ったほうがより自然を感じられるのでぜひ通ってみてほしい。
独歩の湯へ到着!
全身全霊の自然を感じ取って、いざ独歩の湯へ。
ちなみに、独歩の湯とは足湯の施設。9種類の足湯が僕たちを待ち構えています。それぞれちゃんと足湯には意味があるみたい。どのような違いがあるのか・・・体感してみようじゃないですか・・・!
チケットを購入したらロッカーにあるサンダルに履き替えます。チケットは大人ひとり300円と安い!
ロッカーは100円入れたら後で返してくれるシステム。ご当地タオルは150円で購入できるので、収集癖のある方はぜひ。
9種類の足湯を堪能する
さっそく足湯へ、行きましょう!
あ、ちなみに後で足つぼマッサージしてくれたおばちゃんから聞いたのですが、この「独歩の湯」という名前は作家の国木田独歩の名前からとったらしい。湯河原は作家の方が良く使っていた土地らしいのでそれ関連で名前が付いたのだとか。
でも国木田独歩って岡山県出身ですし、今のところ調べても有力な情報が出てこないんですよね。おばあちゃんの話を妄信するしかない。
気を取り直して足湯へ向かいます。
9種類の足湯にはそれぞれ違う足つぼがあり、その効能も違うのだとか。この「脾骨の湯」のように骨や関節に効果のあるものから、心がおだやかになる効果のあるものまで、もうここに来たら体の不調がすべて治ってしまうのではないかというくらい効能の種類がある。
一つ一つ足つぼの種類が違うので、9つのうちどれが自分の好みに合うのかなど探すのも面白いですね。
喜の湯ではどんなに旅に疲れていてもこんなに笑顔になります。・・・なんか顔つらそう・・・?
9種類すべて回る途中、一つだけ足湯ではないのに看板が立っているのを発見。
そこには大龍穴という穴が開いており、天の力と大地の力が集まったとにかくものすごい力が噴出しているとのこと。これは受け止めるしかないので、ちゃっかりとパワーをいただいておきました。これでもう二度と風邪はひかないでしょう。
あっつい足湯もあるので注意
9種類もあると聞くと全部回らないと気が済まないのは僕の性。せっかく来たなら全部の足湯を回りたいですよね。
9つなので一つ10分で回っていけば一時間半で回れるという計算でいたのですが、9種類の中で2種類ほど、熱くて10分も入ってられない足湯があります。
おそらく43~4度くらいあるのではないかという熱さ。1~2分入るだけで足がゆでだこのように真っ赤になります。時たま修行僧のように顔をしかめながら入っているお兄さんがいますが、我慢して入ってもなにも特典はないのでご注意を。
最後は足マッサージで締める
足湯を堪能した後は足つぼマッサージで締めましょう。独歩の湯のロッカールームの2階にあるので着替えたらするすると勝手に足が向かいます。
足つぼマッサージは15分1,000円。饒舌なおばあちゃまたちがしっかりとふくらはぎから揉みほぐしてくれます。足つぼというと悶絶するくらい痛いイメージがあったのですが、これがまた絶妙なちから加減でギリギリ痛くないか・・・という境目を突いてきます。
マッサージの際には馬油のクリームを利用するので、マッサージ後に再度足湯に浸かるのはNG。しっかりとあったまってから行きましょうね。
午後の3時間、ゆっくりと体を癒しませんか?
今まで温泉地というと露天風呂や宿での食事のみを楽しみに旅行してきたような気がしましたが、足湯もいいもんですね。温泉地では二人でお湯に浸かることもなかなかできないので、カップルで行ったときに二人で同じ湯に入れるとなんかお得感があります。
この足湯施設には、9つある湯の効能のほかにも僕たちの心をウキウキさせる10個目の効能があるのかもしれませんね。