ドローン?何それ美味しいの?
数年前の僕は欲しいという友人に対して斜に構えた態度でこう返していました。当時はまだドローンなんて言葉も浸透していなかったし、僕自身が映像に興味がなかったのもあったし。
それがまさか、購入するまでに至るなんて。iPhoneよりも一回り大きいだけなのに4K30pの空撮ができてしまうドローンを。DJIの小型ドローン「Mavic Air」を。
DJI Mavic Airのフライモアコンボを購入しました。
どう?カッコいいよね?
こいつがDJIのMavic Airというドローンです。
ドローンといえばDJIというメーカーのものの名前がしれていて、取り扱っているラインナップとして
- Phantom
- Mavic
- Spark
などがあります。その他にもありますが、空撮に利用されるドローンとしてはこの3つが有名ですね。
数ある特徴の中で僕が重要視したのは重さと画質。それぞれ強みや弱みがそれぞれあるものの、一番マッチしたのが今回購入したMavic Airでした。4Kが撮影できるし、とっても軽くてコンパクトな最高のヤツ。
ざっと仕様をまとめてみました。
機種名 | DJI Mavic Air |
---|---|
焦点距離 | 24mm |
F値 | 2.8 |
撮影画質 | Full HD 120p,4K Ultra HD 30fps |
静止画有効画素数 | 約1200万画素 |
スタビライザー | 3軸 |
衝突回避センサー | 前方・下方・後方 |
バッテリー最大飛行時間 | 21分 |
最高速度 | 68.4km/h(Sモード) |
最大伝送距離 | 4,000m |
重さ | 430g |
内蔵メモリ | 8GB |
ここではよく比較対象に挙がるMavic Proの仕様表はないのですが、もはやMavic Proの優位な点はなく、強いて言えば安定性くらいしかない。もちろん人によって重視するポイントが違うので一概には言えませんが、少なくとも僕にとっては。
安定性ですらほぼ変わらないと思うので、もうMavic系を購入するなら正直Mavic Airが正解なんだと確信しています。
とは言え、少しでも映像を見てみないとわからないでしょう。そう思ったので本当に少しですが撮影してきました。こちらの動画の冒頭の部分。
正直、自分の想像の4倍くらい綺麗な映像が撮影できています。少ししか使っていないものの、買ったことに対する後悔なんてものは微塵もありません。
めちゃくちゃかっこいいMavic Airの外観
何ってMavic Airはめちゃくちゃかっこいいんです。こちらのケースを開けると
かっこいい筐体が現れる。
カメラの部分にはカバーがついていて、実際に撮影する際にはこのカバーを外して撮影することになります。このカバー結構無くしやすいのでご注意を。
Mavic Airの重さは408g。
しかし、重さのほとんどを担っているのはこのバッテリーの部分。逆にこれを取り外すとかなり軽いんです。
バッテリーは簡単に取り付け可能。全然イミもないのですが、何度かバッテリーをつけたり外したりして楽しんでしまいます。笑
サイズもスマートフォンと間違えるくらいのサイズ感。iPhoneよりも厚みはあるものの、大きさとしてはほぼトントンくらいですかね。
実際に飛ばす時には、スマートフォンをリモコンに接続して操縦します。リモコンが手元になくても、スマートフォンのみで飛ばすこと自体は可能です。
Fly More Combo(フライモアコンボ)と単品との違いとは
さて、DJIのドローンを購入しようと思ったところで迷うのがこれなんですよ。Fly More Combo(フライモアコンボ)にするか問題。この問題についてはこの記事で語っておきたい。
もちろん、単品の方を購入したとしても、同じように飛行させることはできます。違うのは付属品のみ。
フライモアコンボはこんな感じで多くの付属品が入っています。あとはポーチとかもついています。
この中でフライモアコンボのみについているもの(単品にはついていない部分)を紹介すると
- インテリジェントフライトバッテリー 2つ
- プロペラ 1セット分
- バッテリー充電ハブ
- バッテリーパワーバンクアダプター
- トラベルバッグ
こんな感じです。ちょっと一個ずつ見てみましょうか。
インテリジェントフライトバッテリー
単品ではこのインテリジェントフライトバッテリーは一つしかついてきませんが、フライモアコンボでは予備が追加で2つついてきます。
一つあたり21分の飛行ができるので、3つあれば一時間程度飛行させることが可能。普通に購入しようとすると一つ10,800円なので、バッテリーにしては結構高い印象です。
結局20分じゃ遊び足りないので、Mavic Air単品を購入したとしても追加でバッテリーが欲しくなるのは目に見えていますね。
プロペラ 1セット
こいつは単品で購入しても1セット分ついてきます。
1セットで2組分(計4枚)なので、値段としては2,400円分ついてきます。でも正直そんなに消耗品でもないのかな、という感じ。バッテリーよりも全然重要性は低いんじゃないですかね。
バッテリー充電ハブ
通常一つの充電器で一つのバッテリーしか充電できないものを、4つに分岐する便利なハブ。単品の方を購入したとしても、今後バッテリーを複数購入する可能性を考えるとこれは欲しい。
値段は6,400円。
これ一つで4つ分のバッテリーを充電できるのですが、そもそもフライモアコンボでも合計3つしかついていないので若干不恰好になります。この仕様はニクい。
バッテリーパワーバンクアダプター
これちょっと謎仕様のガジェット。
バッテリーパワーバンクアダプターと言って、Mavic Air用のバッテリーをスマホ用の持ち運び充電器、つまりモバイルバッテリーとして使えるようにするというものです。
Mavic Airのバッテリーは一つ2,375mAhということなので、iPhoneを60%くらい充電できるようではあるのですが…必要かな?だったらモバイルバッテリー持ってくけど、って感じです。
値段は2,400円
トラベルバッグ
最後はトラベルバッグ。これはね、かっこいい。
旅行とかに絶対必要かと言われれば微妙かもしれませんが、純粋にミニマルでかっこいいバッグです。普段カメラとかを入れて持ち運ぶのにも良さそう。
値段は8,900円です。
これから本格的に楽しむならフライモアコンボの方がいいと思う
正直、どっちがお得なの?という部分がちょっと気になって調べてみました。フライモアコンボにするとついてくる備品を全て表に。
ついてくる備品 | 値段 |
---|---|
インテリジェントフライトバッテリー2個 | 21,600円 |
プロペラ2組1セット分 | 2,400円 |
バッテリー充電ハブ | 6,400円 |
バッテリーパワーバンクアダプター | 2,400円 |
トラベルバッグ | 8,900円 |
合計 | 41,700円 |
値段はこんな感じ。単品価格とフライモアコンボの価格差が25,000円であるため、16,700円分お得という計算になります。
まぁこの中でいらないものも多少はあるかと思いますが、その分を差し引いても十分フライモアコンボを購入する価値はある。
実際、今後本格的にドローンで撮影するという場合には絶対にバッテリーが複数必要になってくるので、後々のことを考えるとフライモアコンボの方がおすすめですね。
これからどんどん空撮を楽しみたい!
東京ではなかなかドローンは飛ばすことができません。規制が厳しくなったので、地方でも飛ばす場所が限られていたり、許可が必要だったりと東京はやっぱりドローンには厳しい印象を受けます。
ですが、撮影できる映像はやはり一眼のそれとは違う。
そのちょっとの差が僕の心をつかみ、今もなお揺さぶり続ける。これから先どんな映像が待ち受けているのか。僕はそれだけが楽しみで仕方ありません。
ちなみに45houseのひげこいさんがドローンの規制について調べてくれています。広島の尾道を中心として紹介していますが、基礎的なことも書いてあるのでぜひ参考に!
→尾道でドローンを飛ばすことができる場所の考察と、基本的なルールや法律